2009年度工学院大学 第1部 *情報工学科
知能情報処理(Intelligent Information Processing)[4C75]
0単位 淀川 英司 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 計算機科学の主要な課題の一つである人工知能について、その論理的手法の基礎を解説し、計算機の可能性と限界について理解を深めることをねらいとする。
以下に、具体的な達成目標を示す。 (1)問題解決のための探索と計画、述語論理による推論など、人工知能をコンピュータで実現するのに必要な基礎理論を理解し、その理論を使うことができるようになること。 (2)エキスパートシステムの基礎である知識の表現と利用について習得し、エキスパートシステムの基本ツールがどのようなものであるかを理解し、それを使うことができるようになること。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週 [人間知能と人工知能]
第2週 [問題の表現] 第3週 [問題解決のための探索、基本的な探索法] 第4週 [知識を用いない探索、最適解の探索] 第5週 [問題の分解とAND/ORグラフ] 第6週 [AND/ORグラフの探索] 第7週 [ゲームの手の決定] 第8週 [計画、一般問題解決システム(General Problem Solver:GPS)] 第9週 [複数の目標の干渉、階層的計画] 第10週 [述語論理による推論] 第11週 [知識工学、知識の表現と利用] 第12週 [プロダクションシステム、フレーム、黒板モデル] 第13週 [エキスパートシステム] 第14週 [人工知能の将来展望] 第15週 [学習成果の確認(試験]
- <成績評価方法及び水準>
- 定期試験で最終成績を評価し、60点以上の者に単位を認める。
- <教科書>
- 「人工知能の理論」(増補)、白井良明著、コロナ社
- <オフィスアワー>
- 木曜日 14:30〜15:30 12階講師控室
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2009 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|