2009年度工学院大学 第1部 *情報工学科

言語処理系(Language Processor)[1D75]

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米澤 宣義 教授  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
コンパイラの構成には、ソフトウェア科学の基礎から応用まで幅広い技法が用いられている。この授業では、コンパイラの構成法とそこで用いられている技法を理論と実際の両面から体系的に理解することを目的とする。

<授業計画及び準備学習>
1.アセンブラ変換系の構造の説明。アセンブラのプログラムをマシン語に変換する演習。
2.変換系、処理系、記述言語の説明。変換系の概念構造の設計演習。
3.コンパイラの仕組みと目的プログラムの生成の説明。
4.ポーランド記法の説明。ポーランド記号列への変換の演習。
5.記号表と情報の探索、ハッシュ表、ブロック構造と記号表の説明。
6.コンパイラの論理構造と物理構造、バッカス記法と構文図式の説明。
7.文法と言語の形式的定義と解析木の説明。解析木表現の演習。
8.文字読み取り、字句読み取りと正規表現の説明。
9.正規表現と有限オートマトンならびに非決定性有限オートマトンの説明。正規表現からオートマトンへの変換演習。
10.非決定性有限オートマトンから決定性有限オートマトンへの変換と有限オートマトンの状態数最小化の説明とその演習。
11.実数の内部表現への変換の説明。浮動小数点系の設計演習。
12.演算子順位法の説明。演算子順位法による構文解析の演習。
13.再帰的下向き構文解析法の説明。
14.再帰的下向き構文解析法による構文解析演習。
15.学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
後期試験で評価する。

<教科書>
「コンパイラ」中田郁男著(産業図書)

<オフィスアワー>
月曜日5時限目

 

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