2009年度工学院大学 第1部 *電子工学科
医用工学(Medical Engineering)[3B79]
2単位 八木 透 非常勤講師 満渕 邦彦 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 医療および福祉の現場において工学が果たす役割はきわめて大きい。各種工学技術(特に機械、電気、情報)がどのように応用され、医療機器・福祉介護機器として実用化されているのか、どのような未来技術が研究開発されているのかを、具体例を取り上げながら解説する。
- <授業計画及び準備学習>
- ・人工感覚器(人工内耳、人工視覚)
・信号処理、生体におけるフィードバック制御系、生理学 ・循環器系人工臓器(人工心臓、人工心肺、ペースメーカーなど) ・構造系人工臓器(人工歯根、人工関節、人工骨、人工皮膚) ・代謝系人工臓器(人工腎臓、肝臓、膵臓など)、運動系人工器官(義手・義足など) ・障害の各種統計、医療福祉機器産業の現状と将来、安全対策、薬事法 ・診断機器(血圧計、血流量計、脳波、心電図、赤外温熱画像、聴診器、心音図、パルスオキシメータなど) ・医用画像診断:X線写真、シンチグラフィ、超音波画像診断、X線CT、MRI ・感覚器系人工臓器(コンタクトレンズ、眼内レンズ) ・内視鏡(内視鏡、カプセル型内視鏡、腹腔内手術、遠隔医療、ロボット手術) ・治療機器(医用レーザー、放射線治療、ガンマナイフ、ハイパーサーミア、超音波破砕装置など) ・再生医療(組織工学・再生工学など)、バイオマテリアル
- <成績評価方法及び水準>
- 出席(合計50点)と試験(合計50点)、60点以上で合格。試験結果で優劣判定。
- <参考書>
- 「人工臓器は、いま」、日本人工臓器学会(編)、はる書房、2000円+税
「人工臓器イラストレイテッド」、日本人工臓器学会(編)、はる書房、2200円+税
- <オフィスアワー>
- メールにて問い合わせのこと
八木 tyagi@mei.titech.ac.jp 満渕 Kunihiko_Mabuchi@ipc.i.u-tokyo.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- 身体の主要器官の名称とおよその位置および機能の概略を知っておくことが望ましい。
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