2009年度工学院大学 第1部 *電子工学科

芸術学入門(Guide to Art Studies)[1A05]

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2単位
吉田 司雄 教授  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 ケネス・クラークの名著『芸術と文明』を拠り所としながら、2000年を超える西洋文明の流れを追い、様々な芸術思潮の登場とその時代との関わりとを概観する。芸術作品を鑑賞するための基本的な知識や作品の生まれた社会的背景などを学び知ることが、第一の目標となる。しかし、単に知識を得て満足するのではなく、自らの思考と表現を導き出すための批評力を身につけることをこそ目指してほしい。

<授業計画及び準備学習>
 1 授業内容のガイダンス
 2 「九死に一生」−古代ギリシア・ローマ文明 
 3 「大いなる雪解け」−ロマネスクからゴシックへ
 4 「ロマンスと現実」−ゴシックからルネサンスへ
 5 「人間−万物の尺度」−フィレンツェの春
 6 「芸術家、英雄となる」−イタリア・ルネサンスの三巨人
 7 「抗議と伝達」−宗教改革の時代へ
 8 「荘厳と恭順」−カトリック復興とバロック
 9 「経験の光」−オランダ絵画の時代
10 「幸福の追求」−古典主義とロココ
11 「理性の微笑」−啓蒙主義から革命へ
12 「自然崇拝」−ロマン主義
13 「偽りの希望」−幻滅と厭世主義
14 「英雄的な物質文明」−産業革命と印象派の登場
15 学習成果の確認(試験)
なお、毎回その日の授業内容と関わるクラシック音楽をDVDで鑑賞する予定である。

<成績評価方法及び水準>
 授業にきちんと出席することが成績評価の前提。学期末に試験を行ない、60点以上のものに単位を認める。

<教科書>
 ケネス・クラーク『芸術と文明』(法政大学出版局)本体価格6000円

<参考書>
 必要に応じて教場で指示する。

<オフィスアワー>
 新宿校舎2772研究室 月12:20〜12:40
 それ以外は教員に直接たずねること。

<学生へのメッセージ>
 第一回目の授業時に成績評価方法等、具体的に説明するので必ず出席すること。この授業のルールに従って、こちらの指示する座席に着席することなど、幾つかお願いすることがある。

 

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