2009年度工学院大学 第1部 *電気工学科
△電力・新エネルギー(Electric Power and New Energy Resources)[5B72]
2単位 荒井 純一 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 環境負荷低減やエネルギーの安定性向上を目的として分散型エネルギーの開発と適用が進んでいる.分散型エネルギーは大容量大型設備とは特徴,構成,運用を異にしている.本科目ではそれら新しい分散型エネルギーの基礎知識を習得することを目的とする.
- <授業計画及び準備学習>
- 1.エネルギーと環境 世界のエネルギー動向と環境問題
2.分散型エネルギーシステム 分散型エネルギーの種類と特徴 3.太陽光発電システム 太陽電池の基礎と運転方式 4.太陽熱・光利用システム 5.風力発電システム(1) 風力発電の種類と特徴 6.風力発電システム(2) 風力発電の運転形態 7.水力発電システム マイクロ水車,未利用エネルギー 8.燃料電池 燃料電池の基礎と現状 9.エンジンシステム エンジン,ガスタービン,コジェネレーション 10.熱発電・圧電発電 熱電変換素子,圧電発電の構成 11.エネルギー貯蔵システム(1) 揚水発電,圧縮空気貯蔵,フライホイール貯蔵 12.エネルギー貯蔵システム(2) 二次電池,電気二重層キャパシタ 13.ヒートポンプとその利用 14.分散型エネルギー発電の課題と将来
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として定期試験で評価する.60点以上の者に単位を認める.
- <教科書>
- 川崎亮監修,伊藤義康編著「パーソナル分散型エネルギーシステム」養賢堂 ISBN4-8425-0366-1
- <オフィスアワー>
- 木曜日の13-14時.事前に連絡をいただきたい.
- <学生へのメッセージ>
- 分散型エネルギーは今後発展する分野である.内容も多岐にわたるが今の技術の最前線を見ることができる.
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