2009年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科
△生物化学(Biological Chemistry)[2502]
2単位 小山 文隆 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 化学の基礎と、ライフサイエンスに関連する分野をはじめ、生きるものを理解するためには有益と思われる他の分野も化学のレベルから解説します。
“なぜ”化学が必要なのか、化学がライフサイエンスの分野でいかに重要な役割を果たしているのか。化学を通してライフサイエンスの面白さを実感し、生命の奥深さを知っていただきたい。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. アミノ酸とタンパク質:生化学のはじめの一歩
2. 酵素とビタミン 3. 化学メッセンジャー: ホルモン、神経伝達物質、薬物 4. 生化学エネルギーの発生 5. 炭水化物 6. 炭水化物の代謝 7. 脂 質 8. 脂質の代謝 9. 核酸とタンパク質の合成 10. ゲノム科学 11. タンパク質とアミノ酸代謝 12. 体 液
- <成績評価方法及び水準>
- 1.成績評価は、記憶すべき事項(50%)と理解度(50%)を調べる期末テストで客観的に行う。60% 以上を合格とする。
2.資料等の持ち込みは一切不可。 3.授業の出席は追試の参考にする。 4.なお、追試は2回まで行い単位の認定を行う。
- <教科書>
- マクマリー・生物有機化学 生化学編
菅原 二三男 他 (翻訳) 出版社: 丸善; 第2版版 (2007/01)
- <参考書>
- 必要に応じて授業で紹介する。
- <オフィスアワー>
- 講義に関する質問はどんな些細なことでもかまわないのでまず以下のアドレスにメールをください。
bt13262@ns.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- 生物化学は、化学的方法を基礎にして生物の種々の現象を明らかにする学問です。生体を構成する種々の成分の性質や構造を明らかにする静的 (static) な立場からの研究と、生体構成分が生物体内でどのように合成され分解されるかという動的 (dynamic) な立場からの研究があります。この二つの立脚点は相互に車の両輪のような関係にあり、両者が一つに統合されて初めて生命現象をより深く理解することができます。
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2009 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|