2009年度工学院大学 第1部応用化学科
化学応用学概論(Introduction to Applied Chemistry and Chemical Engineering)[4207]
2単位 五十嵐 哲 教授 [ 教員業績 JP EN ] 今村 保忠 教授 [ 教員業績 JP EN ] 宮下 正昭 教授 [ 教員業績 JP EN ] 稲葉 敦 教授 [ 教員業績 JP EN ] 木村 雄二 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 1年後期から始まる必修科目は相互に関わり合い,その知識が専門科目の理解へとつながる.さらに最終的には,我々が生活している環境のなかで日常的に使用しているもの(物質)を理解することが,新しい材料の開発の糧になる.また,物質・材料の安全性・信頼性や環境への影響を理解することも重要である.このような流れを,次のような例を引いて説明し,皆さんのこれからの勉学のきっかけとしたい.
- <授業計画及び準備学習>
- 工学としての化学:物質化学を中心に(五十嵐)
1.ものをつくる化学の面白さ 2.触媒の不思議 3.燃料電池と水素製造に関する最近の話題
有機化学の重要性(宮下) 4.右分子と左分子を作り分ける:不斉合成 5.分子不斉と立体化学 6.最前線の天然物化学:抗癌剤および骨粗鬆症治療薬の化学合成
生物化学を中心に(今村) 7.生命の化学:生命理解の共通言語としての化学 8.食べるということ 9.体をつくる:細胞と組織
材料の安全性・信頼性を中心に(木村) 10.材料の安全性・信頼性とは 11.生活を支える材料の安全性 12.環境・エネルギー機器に使用される材料の信頼性
物質の環境への影響を考える(稲葉) 13.ライフサイクルアセスメントの方法と考え方 14.持続可能な消費と生産
15.学習成果の確認(レポート課題作成)
- <成績評価方法及び水準>
- 毎回のレポート提出による.ただし,3回以上欠席した学生は履修放棄とみなし,成績評価を行なわない.
- <教科書>
- 一部,プリントを配布
- <オフィスアワー>
- 随時.12号館:触媒工学研究室(五十嵐),17号館:有機合成化学研究室(宮下),細胞工学研究室(今村),12号館:材料安全工学研究室(木村),新宿19階:環境マネジメント工学研究室(稲葉)
事前にe-mailまたは電話で予約することが望ましい.
- <学生へのメッセージ>
- 講義を受け,楽しむこと.講義を聴いて疑問をもち,調べたり,質問したりできればもっとよい.
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