2009年度工学院大学 第1部応用化学科

哲学とは何か(What is Philosophy)[1101]

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2単位
草野  章 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 哲学の初学者に、哲学全般を俯瞰する視座を与え、且つ一般教養として必要とされる哲学史的知識及び哲学的概念を把握させること。哲学概論の性格を持つ授業である。

<授業計画及び準備学習>
 哲学は、前6世紀にギリシアはイオニア地方に生まれたとされるが、それ以来現代に至るまで、最終的な解決を見た哲学的問題はひとつとして存在しない。とはいえ、世界・神・人間等の存在に対する哲学的な問いかけは、いつの時代にも決して止むことがなかった。斯くして哲学は、ひとつの厳密な体系を持った学問というよりは、自明な所与とその根拠への問いかけ、そして全体を視野に収めた批判的思考による問題解決の提示という、囚われのない人間精神の運動形態なのである。西洋哲学史の歩みを辿りつつ、その中に出現してきた哲学的問題及び概念を手懸かりにして、斯かる哲学の本質を明らかにすることがこの授業の目的であるが、「自分の頭で物事を考える」習慣を受講者に涵養させることも今ひとつの目的である。

<成績評価方法及び水準>
 受講者のきちんとした出席を不可欠の前提とした上で、定期試験の成績(85%)に、授業中の小レポート等の成績(15%)を加味して総合的に評価し、60点以上の者に単位を認定する。成績評価方法及び水準の詳細については初回授業時に説明するので、必ず出席すること。

<教科書>
 最初の授業で指示する。

<参考書>
 授業の中でその都度指示する。

<オフィスアワー>
 金曜日 16:00〜17:00 新宿校舎27階2773号室にて

<学生へのメッセージ>
 日頃から読書の習慣を身につけよう。

 

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