2009年度工学院大学 第1部マテリアル科学科
高分子マテリアルIII(Polymeric Materials III)[5E10]
2単位 大石 不二夫 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 白川英樹博士がノーベル賞に輝いた導電性プラスチックをはじめ、プラスチック・ゴム・繊維・接着剤・塗料など高分子材料を主に取り上げ、これらの構造・電子・電機・土木・建築・医用(生体内、医療機材)・鉄道等への応用を展望する。これらを通じて、有機系や無機系の素材の構造や物性が、実用材料の性能へいかに結びつくかを考える力をつけることが到達目標である。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.金属・セラミックス・高分子材料・複合材料の違いは?
2.天然有機材料の種別と特徴 3〜5.高分子材料の種別と特徴‐機能性高分子・高性能高分子 6.プラスチック・ポリマーアロイの科学1 7.プラスチック・ポリマーアロイの科学2 8.ゴム、エラストマーの科学1 9.ゴム、エラストマーの科学2 10.繊維・ニュー繊維の科学1 11.繊維・ニュー繊維の科学2 12〜14.複合材料の材料化学 15.学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 期末試験によって評価する。60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 「高分子材料化学」 吉田泰彦ほか (三共出版)
- <参考書>
- 授業中に紹介する。
- <オフィスアワー>
- なし。
- <学生へのメッセージ>
- 高分子は、単量体(モノマー)が数多くつながった分子であり、素晴らしい性質を発揮する。その高分子材料としての魅力を先端の情報を含め、紹介したい。
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