2009年度工学院大学 第1部マテリアル科学科
△東西交流史(History of East - West Relations)[1C04]
2単位 榎本 淳一 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 東洋と西洋の交渉の歴史を辿ることにより、世界史全体の流れを把握するとともに、世界史上の日本の位置付けを理解する。また、世界的な視点を獲得することによって、多面的に考える力を養う。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週 [ガイダンス]授業方針・内容について説明。課題レポートの書き方を学ぶ。
第2週 [シルクロードとはなにか]東西交流の交通路の概容と「絹の道」の意味について学ぶ。 第3週 [『西遊記』とシルクロード]『西遊記』を題材に、シルクロードの実態について学ぶ。 第4週 [シルクロードと正倉院]シルクロードを経て日本に伝来した文物とその影響について学ぶ。 第5週 [黄金の島ジパング]日本が西洋に初めて認識された歴史的背景とその影響について学ぶ。 第6週 [明王朝と海のシルクロード]明王朝の対外政策と海の東西交流の関連について学ぶ。 第7週 [コロンブスは何をもたらしたか]アメリカ大陸「発見」の歴史的意義について学ぶ。 第8週 [鉄砲伝来]鉄砲伝来の実像とその時代の東西の文化・技術水準の実態について学ぶ。 第9週 [南蛮文化と南蛮貿易]南蛮貿易・朱印船貿易の実態と歴史的意義について学ぶ。 第10週 [「鎖国」下の東西交流]江戸時代の日本と世界との交流の実態について学ぶ。 第11週 [開国=近代化とコレラ]近代化=世界の一体化による伝染病の歴史的影響について学ぶ。 第12週 [忘れられたシルクロード]東西交流の幹線路の現在について、遺跡などを通じて学ぶ。 第13週 [シルクロード特論]シルクロード研究のトピックス的なテーマについて学ぶ。 第14週 [まとめ]授業の総括とレポートの講評を行う。 第15週 [学習成果の確認(試験)]
- <成績評価方法及び水準>
- 授業にきちんと出席することが、まず大前提である。学期末の筆記試験(5割)、課題レポート(5割)に授業中の小テスト(小レポート)を加えて総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。成績評価方法及び水準の詳細については第1回目の授業時に説明するので、必ず出席すること。
- <教科書>
- 使用しない。授業に必要な資料は、プリントで配布する。
- <参考書>
- 『シルクロード』ジャン・ピエール・ドレージュ著(創元社)
『概論 日本歴史』佐々木潤之介他編(吉川弘文館)
- <オフィスアワー>
- 火曜日 10:40〜11:40 新宿校舎27階2744室
- <学生へのメッセージ>
- 3・4年生だからといって、特別な配慮はしません。
意欲的な受講・学習を期待します。
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