2009年度工学院大学 第1部マテリアル科学科
□マテリアル科学実験A(Laboratory of Materials Science A)[0332]
1単位 門間 英毅 非常勤講師 大倉 利典 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 材料や測定機器などすべては,有機系,無機系,金属系,及びそれらを組み合わせた複合材料系のマテリアルで構成されている.各マテリアルを適切に使用するためには,合成法,物性・機能の発現原理,評価法を知る必要がある.本実験では、典型的な無機材料製造手法として水溶液沈殿反応法と高温加熱溶融法を取り上げ,それぞれ方法で蛍光体とガラス・ガラスセラミックスを合成し,それらの特性を評価する.具体的な達成目標は,
(1)マテリアルの合成実験技術,物性発現の原理,評価法の原理と評価技術を習得する. (2)必要な特性が求められたときに,マテリアルの種類,合成法,評価法が適切に選択できる.
- <授業計画及び準備学習>
実験課題は (1)セラミック蛍光体 (2)フォトクロミックガラス・ガラスセラミックス (3)演習 から構成されている.実験終了後にレポートを提出し,また実験内容の理解度を深めるための演習を実施する.3〜4週ごとのローテーションで各課題を実施する.
- <成績評価方法及び水準>
- 各実験課題のレポートで評価する.またマテリアル科学実験Dは,A,B,Cそれぞれの実験後の演習の成績を合計し,評価する.それぞれ60点以上を合格とする.
- <教科書>
- テキストを配布する.
- <オフィスアワー>
- 担当教員ごとに異なるので,それぞれの教員の担当科目のオフィスアワーを参照されたい
- <学生へのメッセージ>
- 無機系,有機系,金属・複合材料系の特性には相互に密接な関係があるので,一つのマテリアル系の実験を行なう時は,他のマテリアル系の特徴を念頭において注意深く観察してもらいたい.
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