2009年度工学院大学 第1部環境化学工学科

国際関係の基礎知識(International Relations)[4A03]

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2単位
清水 英里 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
国家、民族、ジェンダー、貧困などにかんする諸問題が複雑に絡まりあっている現在の世界において、以前のようにナショナリティを本質的に考えることができなくなっている世界の中に、多様化の中に我々はいる。「自分」というものは何者なのか、そしてそこから世界とどう接していけばいいのか。そのことを日々生活し生きるところに立脚点をおき、自らで思考し行動できるようになることを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
1-3
 ガイダンス グローバル化状況における国際関係論について概説する。
 国際関係の中における立脚点として、日本とは何かを考える。
 「日本人とは何か1」
 「日本人とは何か2」
4−11
 「国際問題をどうみるか1」ベトナム戦争とイラク戦争の共通点などを見ながら、アメリカと世界、そして第三世界のありかたについて考えていく
 「国際問題をどうみるか2 グローバリゼーションについて」
 「国際問題をどうみるか3 ナショナリズムについて」
 「国際問題をどうみるか4 オリエンタリズムについて」
 「国際問題をどうみるか5 アジアにおける日本」
 >その他、中東問題・第二次世界大戦の問題・現在の世界の経済状況など。
 
11−13
 「第三世界の現実1」国際関係とは決して欧米と日本の関係だけではない。日本と、第三世界との関係が、これからの我々の考えるべきテーマとなる。
 「第三世界の現実2<ドキュメンタリーを見る>」
 「第三世界の現実3」
  

<成績評価方法及び水準>

学年末の課題レポートに授業中の小レポートなどを加味したうえで総合評価し、60点以上のものに単位を認める。

<教科書>
指定せず、配布資料を用いて授業を進める。

<参考書>
稲賀繁美編『異文化理解の倫理にむけて』(名古屋大学出版会、2001年)、歴史学研究会編『国民国家を問う』(青木書店、1994年)古田元夫『ベトナムの世界史』(東京大学出版会、1995年)

<オフィスアワー>
授業開始前、終了後、兼任講師室にて。

<学生へのメッセージ>
自分が世界で活躍するイメージを常にもって、日々をすごしてください。

 

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