2009年度工学院大学 第1部環境化学工学科
△水環境工学(Water Environmental Engineering)[4B17]
2単位 田村 真紀夫 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 21世紀は水の世紀と言われる。生物、人間、社会が健全に活動するには水が必要であるが、その水が危機に瀕している。この授業では、世界、生活、産業等、複数の視点から水・水環境・水問題に関して学び、水に関わる諸問題に対する見識と意見が持てる資質の育成を目指す。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.様々な水の使い道 講義の導入として、水の用途に関して考える
2.世界の水問題 世界で発生している水問題に関して 3.日本の水問題 自らの生活の中にある水問題に関して 4.水と水質の基礎知識 物質としての水の特徴と、各種水質項目に関して 5.水処理技術の基礎知識 各種の水処理単位操作に関して(その1) 6.水処理技術の基礎知識 各種の水処理単位操作に関して(その2) 7.上水道と下水道 生活を支える水とその処理に関して(その1) 8.上水道と下水道 生活を支える水とその処理に関して(その2) 9.産業における水利用 産業で使われる水の用途と処理に関して 10.淡水の確保・海水淡水化 水不足を解消する最新技術動向に関して 11.気候変動と水環境 近年の気候変動が水環境に与える影響に関して 12.水処理ビジネス 産業としての水処理 13.水に関するリテラシー 水に関する正確な知識を身につけよう 14.水問題の将来 水と環境のあるべき姿に関して
以上の項目に関し、最新情報や映像を使って、わかりやすく講義を進めたい。講義の順番は必要に応じて変更することがある。
- <成績評価方法及び水準>
- 毎回の授業の最後に、講義内容に関連する小レポートを書いて提出してもらう。自らの意見が根拠とともに明確に記されているレポートを目標とする(全60点)。期末に小論文(40点)を科し、総合点60点以上を合格と判定する。
- <教科書>
- 特に使用しない。各回、資料を配付する。
- <参考書>
- 必要に応じて紹介する。
- <オフィスアワー>
- 授業後及びメールにて随時。メール表題の先頭に必ず工学院と記すこと。
- <学生へのメッセージ>
- テレビや新聞、雑誌で報道される水問題に関心を持ち、自らの意見を持つ様になって欲しい。ただし、必ずしもメディアの情報が正確ではないことも意識すること。
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2009 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|