2009年度工学院大学 第1部環境化学工学科
環境法規(Environmental Regulations)[1D05]
2単位 木村 隆 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 化学プラントに限らず凡ゆる産業は、有用な製品の提供などで社会に貢献する半面、何らかの影響を環境に与える。産業革命以降数多くの環境問題が起こり技術者はそれを逐一解決してきた。その教訓をもとに技術が進歩し、事業者は環境影響を自主管理し、行政による環境規制と一体となって現在に生かされている。
本講座では、化学装置の建設や運転に伴う環境影響の知識と、その管理に当って必要となる各種環境規制について総合的に理解する。また、これら規制業務を遂行する上で必要となる行政上の資格を取得するための実用知識を習得する。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.化学装置の運転による環境影響と事故の社会的影響 4月13日
2.環境規制の概要と環境基本法 4月20日 3.大気汚染防止法(SOx、NOx、煤塵)4月27日 4.大気汚染防止法(有害物質) 5月11日 5.水質汚濁防止法 5月18日 6.ダイオキシン対策特別措置法 5月25日 7.労働安全衛生法とアスベスト規制 6月 1 日 8.土壌汚染対策法 6月 8 日 9.海洋汚染防止法、騒音・振動規制法 6月15日 10.化学物質管理法(PRTR法) 6月22日 11.化学物質審査法 6月29日 12.廃棄物処理法とリサイクル法 7月 6 日 13.エネルギー管理法と地球温暖化対策 7月13日
- <成績評価方法及び水準>
- 各回の講義後に実施する理解度の小テストの正答が6回以上で、かつ、中間(5月25日)と期末(7月6日)に出題するテーマ(それぞれ選択)に対するレポートの平均点が50%以上であること。
- <教科書>
- プリントとプロジェクターを使用
- <オフィスアワー>
- 毎回講義後15分間12階の講師控え室に待機
- <参考ホームページアドレス>
- 質問は tykimura@lapis.plala.or.jp
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