2009年度工学院大学 第1部環境化学工学科

流体物性論(Fundamental Properties of Fluids)[1B09]

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2単位
長本 英俊 教授  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
環境化学工学では、排ガス中の10%オーダーの二酸化炭素から、ppm ppb以下の濃度の大気中や水中の汚染物質までを対象として、物質の反応や分離・除去などのプロセスを取り扱っている。効率のいい分離・除去のためには、「移動現象」、「分離工学」、「反応工学」、「プロセスシステム工学」などの方法論を習得するとともに、物質の性質について理解しておかなければならない。しばしば測定データがほとんどない物質や物質の状態に遭遇するからである。この講義では、これまで学んできた物理化学を基礎として、気体と液体の性質について理解を深め、諸性質の推算法を講義する。
(JABEE学習・教育目標)
「環境化学工学プログラム」:(D)◎
JABEE基準1の(1)の知識・能力:(d)-(1)◎

<授業計画及び準備学習>
1:流体とは、気体と液体?
2:理想気体−状態方程式(p-V-T)
3:実在気体の状態方程式
4:状態方程式の使い方
5:単一気体の密度
6:混合気体の密度
7:単一液体の密度
8:混合液体の密度
9:分子運動と粘性
10:分子運動と熱伝導
11:分子運動と拡散
12:総合演習

<成績評価方法及び水準>
講義後の理解度小テストの点数と期末定期テストの点数を夫々40:60の重みで集計し、60%以上の得点者を合格とする。ただし、50%〜59%の者は追加演習問題の全問正解をもって合格とする。

<教科書>
プリントを配布します。

<参考書>
Poling, Prausnitz, O'Connell “The Properties of Gases and Liquids” (5th Edition) McGraw-Hill.

<オフィスアワー>
場所はA1976で曜日は月曜日ですが、前日までにe-mailで予約して下さい。

<学生へのメッセージ>
化学工学演習IIがこの教科の演習となっています。必ず履修して下さい。

 

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