2009年度工学院大学 第1部環境化学工学科
数値計算法及演習(Numerical Programming)[4261]
2単位 長本 英俊 教授 [ 教員業績 JP EN ] 茅野 昭 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 不定積分や方程式の解を数式で得ることは、関数の性質を知る意味で重要であるが、常に可能とは限らない。ここでは、解を具体的な数値で得る方法について講義(隔週)を行い、演習(毎週)でVisual Basicによるプログラムの作成と実行を行う。
環境化学工学科の他の専門科目と情報教育が結び付けられるよう、通常の講義や演習、実験では教育が難しいデータ処理、シミュレーションなどに利用できるよう教育する。例題は全て環境化学工学科の授業で実際に使用されている内容を取り入れ、他の授業に利用できるようする。 (JABEE学習・教育目標) 「環境化学工学プログラム」:(D) ◎ JABEE基準1の(1)の知識・能力:(d)-(1)◎
- <授業計画及び準備学習>
- 1:ガイダンスと基礎:Visual Basic
2:プログラミングの基礎、方程式の求根 3:演習(Newton法、二分法) 4:連立1次方程式 5:演習(Gauss-Jordan法他) 6:最小二乗近似 7:演習(線形、直接探索法) 8:補間法、数値微分 9:演習(Lagrange法他) 10:数値積分 11:演習(Newton-Cotes他) 12:常微分方程式
- <成績評価方法及び水準>
- 演習の点数は毎回出される宿題に対する解答を50点満点で評価、講義に関しては定期試験で50点満点で評価して、両方の加算点が60点以上を合格とする。ただし、50点〜59点の者は追加演習問題を与えるので、その全問正解をもって合格とする。
- <教科書>
- プリントを配布する。
- <参考書>
- 「FORTRAN77による数値計算法」杉江他著(培風館)
- <オフィスアワー>
- 長本:部屋は5−206で、E-mail(nagamoto@cc.kogakuin.ac.jp)で随時、茅野:E-mail(bt65106@ns.kogakuin.ac.jp)で随時
- <学生へのメッセージ>
- 講義と演習を並行して行う。講義で学んだ筋道が直ぐに演習に取り入れられ、環境化学工学へ応用した例題として理解できるように構成されている。演習で行うことの内容を事前に講義で教わり、理解する、逆に言えば、講義で習得した理論を演習で確かめることが簡単にできる構成となっている。パソコンで学ぶ数値計算は、解析が苦手な人でもきちんとプログラムすれば計算結果が得られるので、努力すること。
- <備考>
- 質問などはE-mailで随時受付ける。アドレスは、長本:nagamoto@cc.kogakuin.ac.jp、茅野bt65106@ns.kogakuin.ac.jp。
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2009 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|