2009年度工学院大学 第1部環境化学工学科

物理化学I(Physical Chemistry I)[1161]

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2単位
飯田  肇 講師  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 本講では、純物質および簡単な混合物について、固体、液体、気体といった物質の物理的変態を熱力学的に取り扱う。この内容は、これから学ぶ専門科目および環境に関するいろいろな「資格試験」の基礎の部分である。本講はこれらの基礎知識の十分な理解を目標とする。

<授業計画及び準備学習>
1:熱、仕事、エントロピー(基礎物理化学I,IIの復習)
2:自発変化、最大仕事と自由エネルギー(基礎物理化学I,IIの復習)
3:純物質の相図(状態図)
4:相の安定性と相転移
5:相境界、Clausius-Clapeyronの式
6:液体の表面
7:中間テスト1
8:部分モル量
9:混合の熱力学
10:溶液の性質
11:非理想性と活量
12:中間テスト2
13:相律と状態図(蒸気圧、温度-組成図)
14:液ー液系と固−液系の状態図

<成績評価方法及び水準>
中間テスト1(30%)、中間テスト2(30%)期末テスト(40%)

<教科書>
「アトキンス物理化学上」<第6版>P.W.Atkins著、千原・中村訳(東京化学同人)

<オフィスアワー>
月曜日 11:00〜12:30、八王子キャンパス12号館105
e-mailで約束の上であれば、それ以外の時間も可。iida@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
 理解を深めるには演習を数多く行なうことが重要であることから、この教科の演習である「物理化学演習」の履修することが望ましい。

 

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