2009年度工学院大学 第1部応用化学科
コンピューター化学(Computer Chemistry)[4B15]
2単位 神谷 健秀 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 自然科学のさまざまな分野においてコンピュータの利用は必須となっており、特に計算・理論化学では中心的な研究手段となっている。コンピュータ利用の基礎技術としてプログラミングの初歩を学び、プログラム作成・実行を通して計算化学的手法やシミュレーションの原理とその応用をについて学ぶことを目的とする。汎用性の高いプログラミング言語のひとつであるPerlの初歩的なプログラムの作成と応用プログラムの実行・解析ができることを目標とする。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週:プログラミングの基礎と例題(入出力と簡単な計算)
第2週:プログラミングの基礎と例題(条件判断) 第3週:プログラミングの基礎と例題(くり返し計算) 第4週:プログラミングの基礎と例題(配列、リスト) 第5週:プログラミングの基礎と例題(関数) 第6週:シミュレーションの基礎(乱数の利用) 第7週:シミュレーションの基礎(化学反応系のシミュレーション) 第8週:行列の対角化と分子軌道の計算 第9週:分子軌道法の基礎 第10週:分子力学法の基礎 第11週:分子の安定構造の探索(モンテカルロ法) 第12週:分子の安定構造の探索(勾配法) 第13週:分子動力学法の基礎
- <成績評価方法及び水準>
- 実習時に課す課題および宿題により50点、数回の小テストまたはレポートで50点として100点満点で採点し、60点以上を合格とする。
- <教科書>
- プリント資料として配布もしくはWEBテキストとして公開する。
- <参考書>
- 講義時に必要に応じて紹介する。
- <オフィスアワー>
- 原則として授業時間後。メールによる質問・意見は随時受け付ける。
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