2009年度工学院大学 第1部応用化学科

石油と石油化学(Petrochemistry)[3E13]

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2単位
讃井 浩平 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
石油・天然ガスなどの再生不可能な化石資源をエネルギーとしてではなく、有機化学工業の原料として使う立場から講義する。本講義では、この貴重な資源を今まで学んだ化学反応をいかに巧みに組み合わせて、有機化学工業にとって重要な原料を製造するのかを中心に解説するとともにそれらの応用についても触れたい。なお、「触媒化学」を併せて履修することを薦める。

<授業計画及び準備学習>
1. 石油などの炭化水素資源の概要
2. 石油の組成と性状
3. 石油精製と触媒
4. 分解と改質
5. 異性化、アルキル化、重合による転化
6. ナフサの分解による合成基礎原料の製造
7. エチレンからの誘導体合成
8. プロピレンからの誘導体合成
9. C4,C5オレフィンからの誘導体合成
10. 芳香族炭化水素からの誘導体合成
11. 連鎖重合によるビニル系ポリマーの合成
12. 逐次重合による縮合系ポリマーの合成  
13. 新しい化学原料体系と地球環境
14. 石油化学と地球環境保全
15. 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
成績は期末試験結果を70%、授業中の演習問題の結果を30%で計算する。60点以上を合格とし、50点〜59点の者は演習問題の再提出を認め全問正解で合格(60点)とする。

<教科書>
使用しない。

<参考書>
授業で紹介する。

<オフィスアワー>
水曜日 6時限 

<学生へのメッセージ>
授業に出席し、必ずノートをとること。

 

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