2009年度工学院大学 第1部応用化学科
△文章表現研究(Essay Writing and Study on Expression)[4464]
2単位 吉田 司雄 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- この授業では単に講義形式で文章について解説するのではなく、実際に文章を書くための実践的なトレーニングを積み重ねてゆく。様々な文章のかたちに触れ、その様式をマスターし、自分の考えを自分の言葉で表現できる能力を身につけることを目標とする。そのために、ほとんど毎回のように何か書くことになること、未知のクラスメート間での相互批評の形でたゆまぬ切磋琢磨が求められることを、まず覚悟してほしい。
本年度は説得力ある意見文、および小説(ショートストーリー)の創作方法と読みとを中心に講義する。最終回の授業時にテーマ自由のレポート(400字詰原稿用紙10枚手書き)の提出を求めるが、できれば長文の論説文か小説の創作にチャレンジしてみてほしい。評論文や小説の表現構造を分析的に把握することによって、自覚的に創作に取り組めるようになってほしいと願っている。
- <授業計画及び準備学習>
- 1 授業内容と最初の課題の説明
2 「私」を語るということ(1) 3 「私」を語るということ(2) 4 実践トレーニング−合評会 5 「物語」を作るということ(1) 6 実践トレーニング−物語のパロディ 7 「物語」を作るということ(2) 8 文章の「説得力」とは何か(1) 9 実践トレーニング−意見文 10 文章の「説得力」とは何か(2) 11 実践トレーニング−縮訳 12 文章の「説得力」とは何か(3) 13 創作方法のまとめ 14 手紙の書き方 15 最終レポート提出(後日返却)
- <成績評価方法及び水準>
- 最終回の授業時にレポート(テーマ自由、短編小説も可)を提出してもらい、冬休み明けに面談の上で返却する。このレポートを中心に、授業中の課題や宿題レポートなどとあわせて評価し、60点以上の者に単位を認める。最終レポートの比重は5割。ただし、それまでの幾つかの課題をこなしてこなかった者の最終レポートは受け取らない。
つまり授業で取り上げる小説等を読まない学生、きちんと授業に出席しなかった学生、毎回がんばって文章を書こうという意思のない学生に、単位修得の可能性はない。また、最終面談は定期試験に相当するものなので、特別な理由なく欠席した者にも単位を出さない。
- <教科書>
- プリントを随時配布する。
- <参考書>
- 教場で随時紹介する。
- <オフィスアワー>
- 新宿校舎2772研究室 月12:20〜12:40
または、授業開始前の教場。 それ以外は教員に直接たずねること。
- <学生へのメッセージ>
- 毎回出席していないと授業中に行う課題への参加に支障が生じる(他の学生たちにも迷惑をかける)ので、絶対に休めない授業であることを自覚して登録すること。
成績評価方法等は、第一回目の授業時に具体的に説明する。早速、最初の課題についても説明する。なお、授業計画については変更もありうる。
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