2009年度工学院大学 第1部応用化学科

有機化学II(Organic Chemistry II)[2262]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
宮下 正昭 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
有機化学の中でも特に重要な立体化学について学ぶとともに、ハロゲン化アルキル、アルコール、フェノール、エーテル、アルデヒド、ケトンおよびカルボン酸などの構造、性質、反応などについて学習し、これらの化合物特有の性質や反応について理解を深める。

<授業計画及び準備学習>
1回目、2回目、3回目 
立体化学と四面体炭素、分子の対掌性、キラリティー、立体表示の順位則、ジアステレオマー、メソ化合物、ラセミ体、などについて学ぶ。

4回目、5回目、6回目 
ハロゲン化アルキルの名称、製法、求核置換反応、SN2反応、SN1反応、脱離反応、E2反応、E1反応、などについて学ぶ。

7回目、8回目 
アルコール、フェノール、エーテル:アルコール、フェノール、エーテルの命名法、性質、アルコールの合成、反応、フェノールの合成、反応、エーテルの合成と反応、エポキシド、チオール、について学ぶ。  

9回目、10回目、11回目、12回目
アルデヒドとケトンの命名法、製法、反応、カルボニル化合物の性質、アルデヒドとケトンの合成、アルデヒドとケトンの求核付加反応、アセタールの生成、Wittig 反応、不飽和アルデヒドおよびケトンに対する共役付加反応、Grignard 試薬の求核付加、などについて学ぶ。

13回目、14回目
カルボン酸とその誘導体:カルボン酸の性質、合成、求核アシル置換反応、カルボン酸の反応、酸ハロゲン化物の化学、酸無水物の化学,エステルの化学、アミドの化学、ニトリルの化学、について学ぶ。

15回目
学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
定期試験の成績を100点、講義中に課する演習問題やレポート点を20点とし、60点以上のものに対して単位を認める。

<教科書>
マクマリー有機化学概説 第6版(東京化学同人)

<参考書>
マクマリー有機化(上,中) 第6版(東京化学同人)

<オフィスアワー>
講義の時に指示する。八王子講師室

<学生へのメッセージ>
有機化学は基幹化学なので講義に出席し、しっかり理解することが大切。疑問を持ちながら勉強すれば、より早く理解できる。

<備考>
HGS分子構造模型(丸善)を利用すると立体化学が良く理解できるので、購入して勉強するすることが望ましい。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2009 Kogakuin University. All Rights Reserved.