2009年度工学院大学 第1部機械システム工学科
△機械システム製図設計(Machine Design and Drawing)[3A04]
2単位 何 建梅 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 機械・構造を設計する時,機能の他に安全性,経済性,環境などを配慮すべき点は多い。既に習得した知識(工業材料、応用計算など)を基に,企てた意図(ある程度複雑な機械部品の図面化)をパソコンを駆使して図面上に適格に表現出来るようにすることが目標である。授業では冷凍機主要部品の設計例題を通して理解を深めながら進めていく。
(1) 械設計法の基礎知識や考え方の整理と習得 (2) 機械製図法と規則の習得 (3) 第三角法や展開図法の学習 (4) CADの学習 (JABEE学習・教育目標) 「機械システム基礎工学プログラム」:(C)○,(D)◎,(F)○ (JABEEキーワード) 「機械システム基礎工学プログラム」:構造の剛性と強度,曲げ,座屈,機械設計,規格/標準/基準/法規,展開図法 (前提となる基礎知識と習得後の展開) 本科目は、機械製図の基礎を学習する.本科目習得後は,「設計学」によりデザイン能力の習得を行うことができる.本科目を履修する前に,「機械システム製図A・B」「材料力学及演習I」を履修,習得することが望ましい.
- <授業計画及び準備学習>
- 設計題目:冷凍機主要部品の強度設計とCADによる製図
1. ガイダンス、プリント配布 2. 機械設計概要、CAD操作法解説・演習(その1) 3. 設計課題説明,設計法解説。CAD操作法解説・演習(その2) 4. 設計課題説明,設計法解説。CAD操作法解説・演習(その3) 5. 設計課題説明,設計法解説。CAD操作法解説・演習(その4) 6. 設計計算書の作成 7. 設計計算書の提出、講評 8. 課題主要部品(ピストン,ピストンピン、連接棒など)のCAD製図 9. 課題主要部品(ピストン,ピストンピン、連接棒など)のCAD製図 10. 課題主要部品(ピストン,ピストンピン、連接棒など)のCAD製図 11. 中間検図,中間講評,CAD操作演習 12. 課題主要部品(ピストン,ピストンピン、連接棒など)のCAD製図 13. CAD製図の提出。図面の検図、修正、評価 14. 設計計算書及び図面の最終提出
- <成績評価方法及び水準>
- 績は1)設計計算書と計算レポートの正確さ、また教員との情報伝達等のコミュニケーション力(50%)と2)CADによる作成図面の正確さ(50%)により判定する.
なお設計計算書と作成図面との寸法不一致の場合は単位認定にはならない。
- <教科書>
- 頒布プリント資料。
- <参考書>
- 「JISにもとづく標準機械製図集」北郷 薫監修,大柳 康,蓮見善久共著(理工学社)
- <オフィスアワー>
- 12:10〜12:40 新宿 A-1718(機械設計研究室3)
email: at13148@ns.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- 製図は機械設計,加工等における意志伝達の重要な手段である.構造力学や材料工学で得た知識を用いて機械の強度設計を行うことにより、設計と製図それぞれの知識のつながりを考える力を養う.
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