2009年度工学院大学 第1部機械システム工学科

信頼性工学(Reliability Problem in Engineering)[2E12]

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2単位
櫻井 哲朗 非常勤講師

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
今後,ニーズがますます増大する信頼性工学について,機械技術者として必要な基礎知識と機械工業での応用例について,講義、演習を行う. 以下に具体的な達成目標を示す.
(1)信頼性の考え方全般を理解する. (2)ワイブル分布など,統計的手法を理解する.
(3)FMEA,FTAを理解する. (4)信頼性設計,デザインレビューを理解する.

(JABEE学習・教育目標)
「国際工学プログラム」
(E)コミュニケーション能力と国際感覚の習得:◎
JABEE基準1の(1)の知識・能力:(d)の(1):◎

<授業計画及び準備学習>
1.信頼性の発生経過・品質保証と信頼性、信頼性工学発展の歴史
2.信頼性の意味・手法と安全性、信頼性手法の概要
3.信頼性モデル、直列系,冗長系,MTBF,MTBF,故障の基本的なパターンその1
4.信頼性モデル、直列系,冗長系,MTBF,MTBF,故障の基本的なパターンその2
5.寿命分布と故障率、寿命の分布,信頼度
6.指数分布と統計的方法、MTBF,MTTF,信頼度の検定と推定
7.ワイブル分布と統計的方法、ワイブル分布の意味、ワイブル確率紙の利用法その1
8.ワイブル分布と統計的方法、ワイブル分布の意味、ワイブル確率紙の利用法その2
9.ワイブル分布と統計的方法、ワイブル分布の意味、ワイブル確率紙の利用法その3
10.FMEAとFTA、FMEA,FTAの活用その1
11.FMEAとFTA、FMEA,FTAの活用その2
12.信頼性設計
13.デザインレビュー

<成績評価方法及び水準>
成績は期末試験結果を70%,授業中の演習問題の結果の平均を30%で計算する. 60点以上を合格とする.

<教科書>
真壁 肇編;信頼性工学,日本規格協会,¥2100

<参考書>
村上 雅人著;なるほど統計学,海鳴社,2002年
川崎 義人著;日科技連信頼性工学シリーズ1 信頼性・保全性総論,日科技連
牧野 鉄治,野中 保雄著;理工系学生・技術者のための信頼性工学,日科技連

<オフィスアワー>
授業が始まる前又は終わった後など適時.

<学生へのメッセージ>
電卓が必要。

 

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