2009年度工学院大学 第1部機械システム工学科
○機械システム製図A(Machine Drawing A)[3359]
1単位 鈴木 健司 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 図学の知識を基に、機械設計法についての基礎知識や考え方を整理、習得したうえで、機械技術者として必須のJIS機械製図法とその規則、第三角法等について学習する。図面えお書き、読み、対象物をイメージできる基礎力を身につける。具体的な達成目標を以下に示す。
1)機械設計法の基礎知識や考え方の整理と習得 2)機械製図法と規則の習得 3)第三角法や展開図法の学習 (JABEE学習・教育目標) 「機械システム基礎工学プログラム」(C)○、(D)◎ (JABEEキーワード) 「機械システム基礎工学プログラム」機械設計、製図法と規則、展開図法 (前提となる基礎知識と習得後の展開) 本科目を履修する前に、「機械製図法」を履修、習得することが望ましい。本科目習得後は、「機械製図B」によりCADの学習を、「設計学」によりデザイン能力の習得を行うことができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス
2.JIS機械製図法にもとづく作図に必要な基礎知識の習得 ドラフターの操作法、製図器具の紹介、JIS機械製図法とその規則、投影法、第三角法、展開図法等についての解説および復習。また、製品加工・作製のための工作・加工機械等の解説。
3.第一課題「フランジ型固定継手」の製図1 4.第一課題「フランジ型固定継手」の製図2 5.第一課題「フランジ型固定継手」の製図3 6.第一課題「フランジ型固定継手」の製図4 7.第一課題「フランジ型固定継手」の製図5 8.第一課題「フランジ型固定継手」の製図6
内容 (ア)軸と軸継手の基礎の学習 (イ)フランジ型固定継手の図面化への検討 (ウ)はめあい寸法許容誤差、表面粗さの学習 (エ)キー溝の必要性および断面図の見方等の学習 (オ)継手ボルト・ナットおよび座金の製図演習 (カ)フランジ本体の製図演習
9. 第二課題「平歯車」の製図1 10.第二課題「平歯車」の製図2 11. 第二課題「平歯車」の製図3 12.第二課題「平歯車」の製図4 13.第二課題「平歯車」の製図5 14.第二課題「平歯車」の製図6
内容 (ア)歯車の基礎の学習 (イ)平歯車の図面化への検討 (ウ)歯車各部の名称の確認およびモジュールの概念などの学習 (エ)「平歯車」の製図演習
15.期末試験
- <成績評価方法及び水準>
- 機械システム基礎工学プログラム: 成績は、
1)検図における教員との情報伝達等のコミュニケーション力(25%)、および 2)期末試験および作成図面(75%) により判定する。1)および2)は「機械システム基礎工学プログラム」の学習・教育目標(C) および(D)にそれぞれ対応する。
- <教科書>
- 「JISにもとづく標準機械製図集」北郷 薫監修、大柳 康、蓮見善久共著(理工学社)
- <オフィスアワー>
- 授業後、30分間
- <学生へのメッセージ>
- 製図は機械設計、加工等における意志伝達の重要な手段である。物の見方、考え方を正しく伝達するために機械製図の表現を正しく習得する事が必要です。
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