2009年度工学院大学 第1部機械システム工学科

工業力学及演習II(Engineering Mechanics and Exercise II)[4107]

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3単位
廣木 富士男 教授  
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見崎 大悟 講師  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 工業力学は2年次以降で学ぶ力学系専門科目の基礎となる、最も基本的な科目の一つである。達成目標は,剛体の運動,摩擦,仕事とエネルギー,運動量と力積,振動を理解することにより,これらを応用する能力と自然科学的な思考方法を身につける.授業形態は講義と演習を交互に行う.
(JABEE機械システム基礎工学プログラムの学習・教育目標)C-1:◎、D-1〇
(JABEE基本キーワード)物理系
(JABEE個別キーワード)質点の力学、剛体の力学、系のモデル化
(前提となる基礎知識と修得後の展開)高校で履修した数学・物理を復習しておくことが望ましい。本科目は工業力学及演習II並びに力学系専門科目(材料力学・機械力学・流体力学など)の基礎となるものである。

<授業計画及び準備学習>
1.剛体の平面運動,固定軸まわりの回転運動 第1回演習(教科書第6章)
2.慣性モーメント(1) 第2回演習(教科書第6章)
3.慣性モーメント(2) 第3回演習(教科書第6章)
4.剛体の平面運動の方程式 第4回演習(教科書第6章)
5.すべり摩擦,ころがり摩擦 第5回演習(教科書第7章)
6.斜面の摩擦と応用 第6回演習(教科書第7章)
7.軸受けの摩擦,ベルトの摩擦 第7回演習(教科書第7章)
8.これまでのまとめ 習熟度確認
9.仕事,エネルギー 第8回演習(教科書第8章)
10.動力,てこ,輪軸,滑車,機械の効率 第9回演習(教科書第8章)
11.運動量と力積,角運動量と角力積 第10回演習(教科書第9章)
12.運動量保存の法則,衝突 第11回演習(教科書第9章)
13.単振動,振り子の振動 第12回演習(教科書第10章)
14.まとめ 総合演習
15. 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
 成績は最終日に行う総合演習としての試験と期末試験の高得点結果(ただし、両試験とも受験する必要がある)と12回行う演習により評価する。演習点が全体評価に占める割合は3割程度である。評価の結果が60点以上の場合は、上記「機械システム基礎工学プログラムの学習・教育目標」(C-1)および(D-1)は達成される。
 全講義日数の3分の1以上欠席した場合は受講放棄と見なし一切の成績評価をしない.

<教科書>
詳解 工業力学, 入江敏博 著, 理工学社

<参考書>
希望に応じ紹介する

<オフィスアワー>
水曜日昼休み,16:20以降(八王子6−103室)
メールでも質問などを受け付ける(at94296@ns.kogakuin.ac.jp)

<学生へのメッセージ>
 本科目の内容は慣性モーメント以外高校で習った物理の範囲内であるが、単なる公式の暗記から脱却し、上記目的が達成できるよう努力して欲しい。

 

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