2009年度工学院大学 第1部機械工学科 メカノデザインコース
△環境制御工学(Environmental Equipment and Systems)[3A02]
2単位 田中 俊博 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 地球の温暖化は深刻な状況となっている。環境問題をエネルギー問題ととらえ、循環型社会と省エネについて考える。さらには、市民の生活・環境に関する「環境装置」すなわち、水処理装置・プラント、廃棄物処理装置・プラント、について基本原理と構成を理解し、最新技術について知見を得る。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.環境とは;地球温暖化、温室効果ガスの削減
2.エネルギー問題 3.環境基本法、公害の種類、汚染と浄化、 4.水処理装置 その1. (生活と浄水、浄水装置;沈殿、凝集沈殿) 5.演習1 6.水処理装置 その2. (浄水装置;砂ろ過、膜ろ過,他のろ過) 7.水処理装置 その3. (純水装置ほか、イオン交換、活性炭ろ過) 8.生活と汚水処理、下水道と下水処理、エネルギー的観点からの汚水処理) 10.汚水処理装置 その2(嫌気性生物処理、廃水処理とエネルギー回収) 演習2 11.水処理と汚泥処理の関係(濃縮,脱水,焼却,溶解) 12.廃棄物処理装置その1. 廃棄物処理の概要(廃棄物の種類、量は、焼却プラントの構成) 13.廃棄物処理装置 その2. エネルギー回収と焼却装置 14.演習3 15.期末テスト
- <成績評価方法及び水準>
- 1)期末テストの成績(70%)、(2)演習問題の評価(30%)の割合で評価し、総合点が60点以上の者 に単位を認める。
(2)演習問題は1回の演習問題を10点満点で評価し、各回の点数を加算し30点満点とする。
- <参考書>
- 水環境工学(改訂2版)松尾友矩編 オーム社
- <オフィスアワー>
- 教務課に連絡し日時を調整の上対応可能。
- <学生へのメッセージ>
- 高校、大学において、化学を受講してない人には理解しがたい授業のようです。できるだけ、化学と生物の一般知識を持った人に受講してもらいたい。これからは環境の時代といわれています。人間は多くの資源を使って生活しています。環境;地球温暖化、水質汚濁、ごみ問題等多くの課題があります。環境を保全する技術を一緒に勉強しましょう。
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