2009年度工学院大学 第1部機械工学科

市民生活の社会学A(Social Studies on the Civil Life A)[4457]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
勝田 由美 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
本講義では、近代国家における社会政策(社会保障制度と労働政策)の成立と展開をテーマとします。各人には最低限度の生活を営む権利(生存権)があり、国家・社会はそれを保障すべきであること(社会権)、また、そのためにも、国は雇用と、各人が最低限度の生活を営みうる労働条件や労働関係を整備するべきであるという考え方が、育まれてきた歴史的な過程をみていきます。具体的には、19世紀末から20世紀初頭のイギリス、ドイツ、日本の事例を比較しつつとりあげます。現在の問題を考えるための様々な手がかりを得ることができるはずです。

<授業計画及び準備学習>
  第1回  近代社会における「貧困」
 第2〜4回 「救貧法」の成立と展開(イギリス)
 第5〜7回 「工場法」の成立過程(イギリス)
 第8〜10回 社会保険と年金制度の成立(ドイツ)
 第10〜13回  戦前日本の社会政策
  第14回  まとめ

<成績評価方法及び水準>
 授業にきちんと出席し、学期末の筆記試験(9割)に、授業中の小レポート(1割)を加味して総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。成績評価方法および水準の詳細については第1回目の授業時に説明する。

<教科書>
用いない

<参考書>
適宜指示する。

<オフィスアワー>
授業開始前・終了後に八王子校舎講師室で。
または、新宿校舎27階(研究室)で毎週水曜日15時00分から16時00分まで。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2009 Kogakuin University. All Rights Reserved.