2009年度工学院大学 第1部機械工学科

政治と法(Law and Politics)[4456]

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2単位
長谷川 憲 教授  
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最終更新日 : 2011/02/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 国の統治制度が抱える問題点を,日本と世界の国家制度・地域機構・国際機関などを素材に比較・検討することにより,日本国憲法の下での統治組織の意義と問題点を考える。
 日本国憲法の理念と統治原理を理解すること

<授業計画及び準備学習>
1〜5. 国家とは何か
   中世までの国家
   近代国民国家 
   国家・地域機構・国際組織
   近代国家と現代国家
   地域組織(ex.ASEAN・ヨーロッパ連合)
   国際組織(ex.国際連合・ILO・WTO)

6〜9. 日本国憲法と統治機構
    議会制度の由来と課題 
   行政機構と官僚制
    公務員制度
   裁判システム
   職業裁判官と司法参加 

10〜14.日本国憲法と地方自治
   中央集権制と地方分権
   地方自治と地方制度
   地方分権と地方政府
   住民自治と外国人参政権
   自治体外交の可能性
   NPO・NGOの活動と地方自治

15. 定期試験 

*授業では現実に起きている事件をできるだけ素材として扱うようにしたいので、進行の順序・扱う事項の変更もあり得る。ご容赦いただきたい。

*授業の進め方・内容・注意に関しては、第1回目の授業で説明するので、必ず出席すること。

<成績評価方法及び水準>
 授業にきちんと出席した学生に対し、学期末筆記試験を行い、授業中に行う小テスト、小レポートまたは課題などを総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。成績評価方法および基準については、第一回目の授業において説明するので、必ず出席すること。

<教科書>
『憲法四重奏』(有信堂)
『六法』(出版社は問わないが、必ず用意すること)

<参考書>
『憲法と政治生活』(北樹出版) ; 『自由・平等・友愛』(八千代出版)
『フランスの憲法判例』(信山社); 『公共空間における裁判権』(有信堂) 他

<オフィスアワー>
新宿校舎 :月曜日15〜17時、火曜日15〜16時、水曜日16時30分〜18時、金曜日15〜17時。
八王子校舎:木曜日12〜13時・16時30分〜17時。

<学生へのメッセージ>
 授業に出席することは,学ぶことの必要条件にすぎません。日頃から単行本・新聞・雑誌を良く読み、授業を利用して、自分の頭で考え,批判的に物事を見直すことができれば,何が十分条件なのかが見えてきます・・・モチベーションを高めることが、学ぶためには必要かつ重要です。

<備考>
*本科目は日本国憲法1単位を含む

 

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