2009年度工学院大学 第1部機械工学科
○工業力学及演習II(Engineering Mechanics and Exercise II)[4251]
3単位 宮下 徹 講師 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 剛体の運動に関する力学は,機械設計の基礎的な知識と考え方を習熟するには不可欠の分野の一つであるので,その基本事項について学習する。さらに,より理解を深めるために,講義に沿った演習を行う。
(JABEE学習・教育目標) 「機械工学プログラム」:(D) ◎(BCF)〇 (JABEEキーワード) 静力学、運動の法則、自由振動、剛体の力学、エネルギーの形態と変換
- <授業計画及び準備学習>
- 0. はじめに物理現象を定義する次元と、基本となる力のつりあいについて復習する。
1. 剛体の運動 (剛体の平面運動・回転運動について理解する)演習問題6 2. 慣性モーメント (慣性モーメントの概念を理解し、各種形態の慣性モーメントを求める)演習問題6 3. 剛体の平面運動方程式 (慣性モーメントと力のモーメントとの関係を理解し計算する)演習問題6 4. すべり摩擦ころがり摩擦 (静止摩擦と運動摩擦の概念を理解する)演習問題7 5. 斜面と摩擦力およびその応用 (斜面におかれた物体と摩擦力との関係を計算するとともに、摩擦の応用を理解する)演習問題7 6. 軸受とベルトの摩擦 (実際の機械に使われている軸受やベルト車における摩擦について学ぶ)演習問題7 7. 仕事とエネルギー (仕事ならびにエネルギーの概念を確認しつつ理解する)演習問題8 8. 動力ならびにてこ (動力の定義およびてこの物理的概念を理解する)演習問題8 9. 運動量 (運動量保存の法則を理解する)演習問題9 10. 力積と衝突 (力積の定義および衝突による速度の変化について理解する)演習問題9 11. 中間試験 12. 振動 (単振動における周期・振動数を理解する)演習問題10 13. ばね振動および減衰振動 (ばねの固有振動数ならびに振動の減衰状況を学ぶ)演習問題10 14. 期末試験
- <成績評価方法及び水準>
- 成績評価は定期試験および演習の結果で評価し、試験点(全体の80%)と演習点(同20%)を合計して60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 「詳解工業力学」人江敏博著(理工学社)
- <参考書>
- 「工業力学」吉村・米内山共著(コロナ社)、「工学のための力学」ベアー・ジョンストン共著(ブレイン図書出版)
- <オフィスアワー>
- <オフィスアワー>
木曜日14:40〜15:20. メールで約束後 可 at67027@ns.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- 力学は、基本的な物理現象の積み重ねであることを理解する。
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