2009年度工学院大学 第1部機械工学科
○線形代数学I(Linear Algebra I)[4156]
2単位 鎌野 健 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 理工系学問の基礎である線形代数について講義する。基本的な行列の計算、連立1次方程式の解法、行列式の計算を習得することが目標である。
(JABEE 学習・教育目標) 「機械工学科エネルギー・デザインプログラム」 (D)◎
(JABEEキーワード) 線形代数の基礎理論
(前提となる基礎知識と習得後の展開) 高等学校で習う基本的な計算ができていることを前提とする。本講義で得られる知識は、「線形代数学II」を理解するのに必須のものであり、さらに工学全般における線形代数の計算の基礎となる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.行列の定義と演算
2.転置行列 3.逆行列 4.基本行列と基本変形(1) 5.基本行列と基本変形(2) 6.連立一次方程式の解法(1) 7.連立一次方程式の解法(2) 8.行列の階数 9.行列式の定義 10.行列式の性質とその計算(1) 11.行列式の性質とその計算(2) 12.正則行列と行列式 13.クラメールの公式 14. 全体のまとめ 15. 学習成果の確認(定期試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 定期試験で60点以上の学生に単位を与える。
- <教科書>
- 「教養の線形代数(五訂版)」 村上正康 他(培風館)
- <参考書>
- 「入門線形代数」三宅敏恒(培風館)
- <オフィスアワー>
- 木曜日の授業後または昼休み(八王子)
- <備考>
- 行列の定義から始めるので、高校で行列を勉強していない学生も履修可能である。
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