2009年度工学院大学 第1部機械工学科
線形代数学II(Linear Algebra II)[4151]
2単位 堂前 和宏 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 線形代数学Iで学んだことを基礎に、線形代数学IIでは線形空間、線形写像などやや抽象的な概念を学ぶ。
特に線形変換の固有値・固有ベクトル、対角化を中心に講義する。 1. 線形性・線形空間・基底・次元などの基本的な概念を理解すること 2. 固有値・固有ベクトルを求め対角化の計算ができること 3. 内積を理解し、シュミットの直交化の手続きを使えるようになること が目標である。
(JABEE 学習・教育目標) 「機械工学科エネルギー・デザインプログラム」 (D)◎
(前提となる基礎知識と習得後の展開) 「線形代数学I」で学んだことを前提とする。 習得後には「数値計算法II」でより実際的な計算手法を学ぶ。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 体と線形空間
2. 線形写像 3. 固有値と固有ベクトル (中間試験) 4. 行列の標準型 5. 内積 6. 対称行列
(各項目およそ2週ずつ)
- <成績評価方法及び水準>
- レポート・中間試験を50点、最終試験を50点でそれぞれ評価し、合計で60点を越えれば合格とする。
機械工学科エネルギー・デザインプログラムの学習・教育目標(D)は、上記の評価基準を満たせば達成される。
- <教科書>
- 内田伏一・浦川肇「線形代数概説」裳華房
- <参考書>
- 金子晃「線形代数講義」サイエンス社
三宅敏恒「入門線形代数」培風館 笠原晧司「線型代数と固有値問題」現代数学社
- <オフィスアワー>
- 木曜日の昼休み講師室(1-101)にて。
もしくはメール(VED03370@nifty.ne.jp)での質問も受け付けます。
- <備考>
- 特に3・4年生で講義への出席が困難な学生は事前に申し出てください。
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