2009年度工学院大学 第1部機械工学科
○機械製図B(Machine Drawing B)[3355]
1単位 鈴木 健司 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 図学の知識を基に、機械設計法についての基礎知識や考え方を整理、習得したうえで、機械技術者として必須のJIS機械製図法とその規則、第三角法等などについて学習する。図面を書き、読み、対象物をイメージできる基礎力を身につける。具体的な目標を以下に示す。
(1)機械設計法の基礎知識や考え方の整理と習得 (2)CAD基本操作および課題製図作図に必要な知識や考え方の習得 (3)機械製図法と規則の習得 (4)第三角法や展開図法の学習 (JABEE学習・教育目標) 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:(C)○、(D)◎ (JABEEキーワード) 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:機械設計、製図法と規則、展開図法、CAD (前提となる基礎知識と習得後の展開) 本科目は「機械製図A」により機械製図の基礎を習得および手書き製図を体験していることが望ましい。また、本科目を履修する前に、「機械製図法」を履修、習得することが望ましい。 本科目習得後は、「設計学」によりデザイン能力の習得ができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス
2.課題製図作図に必要な知識や考え方およびCADの基本操作の習得 (ア)JIS機械製図法とその規則、投影法、第三角法、展開図法等についての解説および復習 (イ)製品加工・作製のための工作・加工機械等の解説 (ウ)汎用CADソフト(AutoCADLT)の基本操作の解説 3.CAD操作演習第一課題「パッキング押え」の製図 (ア)CAD応用操作の解説 (イ)「パッキング押え」の図面化への検討 (ウ)幾何公差、表面粗さ、製図記号、材料記号、工程記号等について解説 (エ)「パッキング押え」の製図演習 4.第二課題「ボルト・ナット」の製図 (ア)ねじの基礎および製図におけるねじの描き方と読み方の学習 (イ)ボルト・ナットの観察とスケッチ (ウ)ボルト・ナットの図面化への検討 (エ)「ボルト・ナット」の製図演習 5.機械設計演習 (ア)機械設計の基礎について学習 (イ)簡単な事例(例えば,往復運動する機構)を用いた演習 6.第三課題「豆ジャッキ」の製図 (ア)ジャッキの基礎の学習 (イ)「豆ジャッキ」の図面化への検討 (ウ)製図記号、特殊加工等についての学習 (エ)「豆ジャッキ」の製図演習
- <成績評価方法及び水準>
- 成績は、1)検図における教員との情報伝達等のコミュニケーション力(25%)
2)期末試験受験(25%) 3)作成図面(50%) により判定する。 これらは「機械工学エネルギー・デザインプログラム」の学習・教育目標(C)および(D)にそれぞれ対応する。
- <教科書>
- 「JISにもとづく標準機械製図集(第6版)」北郷 薫監修、大柳 康、蓮見善久共著(理工学社)
「情報処理の入門と実践(リテラシーツールの活用法)」荒 實、加藤 潔、茅野 昭、竹本正勝、竹本宣弘、立野昌義、田中淳弥、飛松敬二郎共著(共立出版社)
- <オフィスアワー>
- 授業終了後.または,個別に相談してください
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