2009年度工学院大学 第1部機械工学科
△機械設計学(Machine Design)[2152]
2単位 新鍋 秀文 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
工作・輸送・運搬・建築・土木・動力などの機械を設計するには、それを構成する機械要素について学び、多の授業で学ぶ骨組み、運動、強度計算、性能等を発揮させる材料、製作法を駆使しなければならない。この授業は機械要素の設計を中心に行い、その日学習する要素の仕組み・機能・使用され方を各自考え、その後の説明により、機能と設計法を理解し、演習を通じ、理解度を高め、復習することによって、最も基本的な機械要素の設計法を習得する。
(JABEE学習・教育目標) 「国際工学プログラム」 (F)デザイン能力とマネジメント能力の習得:◎ (D)創造力の習得:○ JABEE基準1の(1)の知識・能力:(d)の(1)(2)c)d)(e):◎
(JABEEキーワード) 「国際基礎工学ウログラム」:設計法、加工法、材料の強度と許容応力、機械設計、溶接/接合 (前提となる)基礎知識と学習後の展開) 本科目を履修する前並びに平行して材料基礎工学、材料力学、機械製作法、加工法等を学習して下さい。 本科目履修後はアドバンスドコースとして機械機能設計工学に進みます。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.イントロダクション
機械設計とは、標準化、機械材料、応力-ひずみ線図、クリープ限度、疲れ限度、耐摩耗強さ 2.イントロダクション 許容応力、安全率、寸法公差、はめあい方式、加工法 3.ねじ ねじの原理、種類、強度設計、プラスチックねじの特徴、演習 4.接合 1 リベット、工業用ファスナー、溶接継ぎ手、強度設計、演習 5.接合 2 接着剤、接合、演習 6.軸系要素 1 形式、強度設計、演習 7.軸系要素 2 軸の危険速度、材質、演習 8.軸系要素 3 キ−、スプライン、セレ−ション、演習 9.軸系要素 4 軸受、形式、軸受材、設計法、演習 10.軸系要素 5 シール、形式、設計法、演習 11.ばね系要素 コイル、設計法、演習 12.トライボロジー概論 トライボロジーとは、機械要素部品とトライボロジー設計法 13.機械設計と安全性 作業と不安全行動 14.安全規格(JIS、ISO) JIS、ISO等の規格、安全衛生関係法規等 15. 定期試験
- <成績評価方法及び水準>
- 定期試験結果60%、中間課題40%で評価し、60点以上を合格点とする。
「国際工学プログラム」の学習・教育目標(D) 及び(F)は、本科目及びこの目標に対応する卒業に必要な他の該当科目をすべて習得することにより達成される。
- <教科書>
- 「機械設計学(機械系2年)演習問題及び資料」 関口 勇著、 生協で販売
- <参考書>
- 新編「機械設計製図法」、設計製図研究会編、森北出版
- <オフィスアワー>
- 火曜日、8:30-9:10、八王子講師控室
- <学生へのメッセージ>
- 中間課題によって理解度,記憶の定着及び達成度を見ていきます。
教科書、配布資料及びメモ等を毎回まとめて下さい。 良い機械の設計・製作には、機械の仕組みと機構の実例を知るために、他の機械系学科で学ぶ多くの知識が必要です。多くの科目を積極的に受講し、吸収しよう。
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