2009年度工学院大学 第1部機械工学科
○数学II(Mathematics II)[5303]
2単位 藤井 俊 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 現在, さまざまな科学, 工学研究において, 多様な現象を解析する手段としての数学の重要性はさらに増してきています. 本講義では, 数学の基礎の一つである「微分積分学」を解説し, 受講者が独力でさらに学んでいくための計算力, 概念の理解力の定着を目標とします.
後期では主に, 様々な関数の積分法, 多変数関数の微分法, 多変数関数の極値, 重積分を学びます. (JABEE学習・教育目標) 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:(D)◎ (JABEEキーワード) 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」: (前提となる基礎知識と習得後の展開) 本科目を履修するにあたり, 「数学I」の内容を習得しておく必要があります. 本科目の修得後は,「微分方程式論」,「ベクトル解析」などを学んでいくこととなります.
- <授業計画及び準備学習>
- 1 積分法の復習, 部分積分
2 置換積分 3 分数式の積分 4 三角関数, 無理関数の分数式の積分 5 小テスト, 定積分と微分積分学の基本定理 6 定積分の応用 7 多変数関数, 特に2変数関数の導入 8 偏導関数 9 全微分と接平面 10 小テスト, 高階偏導関数 11 2変数関数の極値 12 重責分 13 重積分の変数変換 14 重積分の応用 15 [学習成果の確認] 試験
必ずしも教科書の順序で授業を進めるわけではありません. 授業の進行状況によっては多少内容を変更することがあります.
- <成績評価方法及び水準>
- 授業中に行う2回の小テスト(各20点)と期末試験(60点)の合計100点で, 60点以上獲得した者を合格とします.
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」の学習・教育目標(D)は上記の評価基準を満たせば達成される.
- <教科書>
- 例と図で学べる微分積分 (水本久夫著, 裳華房)
- <オフィスアワー>
- 金曜日, 八王子キャンパス, 講師室, 14:40〜15:30,
授業前後など.
- <学生へのメッセージ>
- 数学は自分の手でたくさん計算を行うことが習得の近道です. 教科書の例題, 問題をたくさん解いて計算力をつけてください.
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