2008年度工学院大学 学芸員課程科目

教育工学(Educational Technology)[9546]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
豊福 晋平 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
教育工学とは、工学の科学的合理的手法を教育に適用することを目的とする。古くは学校制度・授業技法の研究に始まったが、現代では広くテクノロジー・メディアと教育との接点が議論されている。本講では、教育工学的アプローチへの理解を深めるとともに、いくつかのトピックについて実際に課題に取り組み、その意義や問題点について検討していく。
達成目標としては次の3点をあげる。
1)教育工学の歴史的背景・展望・課題について総合的考察が行えること
2)メディア・リテラシーの観点から、教育とメディアとの関わりについて理解すること
3)教育情報化の課題を概括し、学校教育における企画立案に必要な要件を指摘できること

<授業計画>
#1[教育工学とは何か]
  その背景・目的・定義、教育のシステム観
  脱産業主義社会における教育工学の再定義
#2[授業設計・授業評価]
  授業設計モデル・仕組みと手順
  授業過程評価・第三者による評価・学習者による評価
#3[学校建築]
  校舎設計とオープンスクール
#4[教育情報化:概説]
  その適用と分野、文部科学省政策の概要
#5[教育情報化:広報の情報化]
  学校サイトの意義・運用と課題
#6[教育情報化:校務の情報化]
  学校校務情報化の現状と課題
#7[教育情報化:授業の情報化]
  CAIからe-Learningまで、その効用と限界
  メディアリテラシー概論

<成績評価方法及び水準>
最終課題の採点合計により成績を評価。試験は行わない。
60点以上かつ全課題提出者に単位を認める。課題提出はあらかじめ示すチェックポイントをクリアすることが条件であり、再提出を求める場合がある。

<参考書>

講義中に適宜指示する。
「Study Guide メディア・リテラシー【入門編】」鈴木 みどり編(リベルタ出版)
「メディア・リテラシー」菅谷明子著(岩波新書)
「新・コンピュータと教育」佐伯胖著(岩波新書)

<オフィスアワー>
講義前20分新宿キャンパス12階講師室にて。メールでも対応可。

<参考ホームページアドレス>
http://www.i-learn.jp/

 

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