2008年度工学院大学 教職課程科目

教育方法論(Teaching Method)[9536]

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2単位
豊福 晋平 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
教育方法は授業場面における実践的技術的原理を追究する学である。講義では、教育方法学の歴史的背景から近現代教育システムを構成する様々な要素について考察する。また、情報化社会のメディアや生活環境を前提とした新しいリテラシーのありかたについて議論するとともに、グループワークによる具体的実践プロジェクトの企画立案を通じて、その教育方法を検討する。
達成目標としては次の2点をあげる。
1)現代教育システムの構成要素について、教育方法の視点からその意義と課題を指摘できること
2)時代の変化に伴って求められる新しいリテラシーとその教育方法について理解し、具体的プランニングを行うこと

<授業計画>
#1[教育方法の定義]
#2[教育方法学の歴史]
  近代以前の教育学・国家主義の教育学
  子供中心主義・効率主義の教育学・単元学習・行動科学の教育技術
#3[授業パラダイム]
  行動科学的アプローチとその批判 
  2つの授業概念・学習の再定義・構成主義 
#4[情報化と教育方法]
  新しいリテラシーと教育方法
#5[グループワークと事例検討]
  カリキュラム立案のためのコンセプトワーク
  コミュニティと子供の参画・協働学習
  アイデンティティとデジタルアート

<成績評価方法及び水準>
グループワークによる課題提出の採点により最終成績を評価。60点以上かつ課題提出者に単位を認める。

<参考書>
「教育方法」 佐藤学著 岩波テキストブック(岩波出版)
「教育方法のフロンティア」〜情報化時代の教師と子ども 埋橋玲子著(晃洋書房)
「子どもの参画―コミュニティづくりと身近な環境ケアへの参画のための理論と実際」ロジャー・ハート著(萌文社)

<オフィスアワー>
講義前20分新宿キャンパス12階講師室にて。メールでも対応可。

 

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