2008年度工学院大学 教職課程科目

教職総合演習(Seminar on Teaching)[9371]

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2単位
尾高  進 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 これからの教師には、人間尊重、人権尊重の精神はもとより、地球環境、異文化理解など人間に共通する問題や、福祉や家庭のあり方などわが国の社会全体に共通する問題への視野をもち、それを指導できることが求められよう。そのためには、教科書に沿って学習を指導するだけではなく、子ども・青年が自発的に設定したテーマの学習を支援する能力は大切である。また教師を志すもの自らがそうした活動に一定程度習熟する必要がある。
 そこで、各自(ないしは各グループ)がそれぞれの問題関心に基づいてテーマを設定し、そのテーマに関して調査を行い、その成果を発表するとともに報告書にまとめることを目標とする。あるいは、報告書の代わりに、ディベートを行うこともありうる。

<授業計画>
1.オリエンテーション
2.報告書の題材と視点を決める−報告書の書き方(1)−
3.タイトルの決定と資料の収集・整理(その1)−報告書の書き方(2)−
4.タイトルの決定と資料の収集・整理(その2)−報告書の書き方(3)−
5.中間発表会
6.資料を消化し、生徒に指導する場面を想定して、研究を組み立てる−報告書の書き方(4)−
7.報告書の執筆と仕上げ−報告書の書き方(5)−
8.調査(1)
9.調査(2)
10.調査(3)
11.発表会(1)
12.発表会(2)
13.報告書の印刷と提出

<成績評価方法及び水準>
 発表された報告書が十分な水準であるものに単位を与える。十分な水準とは設定されたテーマが適切であり、かつそのテーマに関して内容が十分掘り下げられているものである。さらに独自の考えが表れていればなおよい。ディベートの場合も、対象が報告書ではないだけで、評価の観点は報告書の場合と同様である。

<オフィスアワー>
 授業の前後に教室ないしは講師室にて。そのほかはメールで約束の上、対応します。
odaka@cc.kogakuin.ac.jp

<備考>
 担当者は夏期にも同じ名称の授業を担当しているが、両者の内容は全く異なるので注意してほしい。

 

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