2008年度工学院大学 教職課程科目

工業教育の研究(Study of Industrial Education)[9211]

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4単位
尾高  進 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 高校工業教育は依然として、日本における職業教育としての技術教育の重要な構成部分であるとみることができる。高校教育の問題も視野に入れつつ、高校工業教育を通して教育を見る目の糸口をつかむ。また、高校工業教育の実践をも検討する。

<授業計画>
1.ガイダンス
2.危機に立つ高校工業教育
3.高校工業教育の危機の原因(1)高校教育像をめぐる問題
4.高校工業教育の危機の原因(2)新自由主義をめぐる問題
5.高校工業教育の危機の原因(3)高校工業教育論をめぐる問題
6.高校工業教育の創造
7.職業教育の歴史と制度
8.もう一つの職業教育−専門学校−
9.諸外国の技術・職業教育
10.工業高校における教育実践の検討(1)
11.工業高校における教育実践の検討(2)
12.工業高校における教育実践の検討(3)
13.工業高校における教育実践の検討(4)
14.工業高校における教育実践の検討(5)
15.工業高校における教育実践の検討(6)
16.工業高校における教育実践の検討(7)
17.工業高校における教育実践の検討(8)
18.工業高校における教育実践の検討(9)
19.工業高校における教育実践の検討(10)
20.ビデオ視聴;ワーキングプア(予定)
21.特別授業−工業高校のリアルな姿を学ぶ(1)−
22.特別授業−工業高校のリアルな姿と学ぶ(2)−
23.まとめ

<成績評価方法及び水準>
 受講者にはテキストに基づいて授業での報告(原則として一人1〜2回程度。)およびそれに基づいた討論をしてもらう。その報告と討論について、必要な水準(将来教師としてやっていけると判断しうる)に達したものを60点と評価し、それ以上の点数のものに単位を与える。テストは行わない予定である。

<教科書>
斉藤武雄、依田 有弘、田中 喜美『工業高校の挑戦―高校教育再生への道』学文社

<オフィスアワー>
 授業の前後、教室または講師室で。それ以外は、メールでの約束で対応します。
odaka@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
 この授業は、講義形式で行うこともありますが、半分以上をゼミナール形式で行う予定です。単に出席するだけでなく、積極的に授業に関わることを期待しています。また、そうすることで、よりよい学びが達成できるものと思います。分からないことがあれば遠慮なく聞いて下さい。

 

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