2008年度工学院大学 第2部化学応用デザイン学科

宗教論A(Religious Studies A)[3604]

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2単位
田口 博子 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
神秘思想研究の諸問題
 「神秘主義」に対する反応は、両極端に分かれるように思われます。たとえばスピリチュアリズムの信奉者は「神秘的なるもの」に魅惑され、ためらいなくそれを追求します。ところが、そのような熱狂的ともいえる態度に一種の危険性を感じ取る向きは反撥を感じ、「神秘思想」自体を断罪することもしばしばです。
 「神秘主義」という言葉が頻繁に遣われるようになったのは、宗教学が成立した18世紀半ば以降。また、神秘主義を通して、宗教の特性を探求する試みが数々なされました。このように、神秘思想研究は宗教学の中で常に重要な位置を占めてきました。
 宗教論Aでは、神秘思想研究を例に取りながら、前半では宗教についての諸理論とその問題点を紹介します。そして、後半では、諸宗教伝統における神秘思想を紹介しつつ、そのテクストを講読したいと思います。

<授業計画>
I 神秘思想研究の動向
1導入:神秘主義とオカルトとの関連
2「神秘主義」という概念の成立と宗教学との関連
3ウィリアム・ジェームズの心理学的研究
4ルドルフ・オットーの現象学的アプローチ
5ミシェル・ド・セルトーの神秘思想研究

II 諸宗教伝統における神秘思想
1古代ギリシアにおける神秘思想
2ゲルショム・ショーレムのユダヤ神秘主義研究
3イスラームにおける神秘思想
4キリスト教神秘思想
5ヒンドゥー教における神秘思想
6老子・荘子における神秘思想
7近代・現代における神秘思想

<成績評価方法及び水準>
 小レポートを数回(6回程度)提出して頂きます。その上で、学期末に授業で扱った項目に対する考察と感想・意見をまとめたレポートを提出して頂く予定です。尚、レポートは「自分の言葉」で書いて下さい。

<教科書>
授業の参考資料を配布する予定です。

<参考書>
随時指示します。

<オフィスアワー>
水曜日の第6時限
木曜日の第1時限と第2時限

<学生へのメッセージ>
諸宗教伝統の神秘思想のテクストをできるだけ丁寧に読みたいと思います。

 

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