2008年度工学院大学 第2部機械システムデザイン学科
FAシステムデザイン(FA System Design)[5F71]
2単位 望戸 實 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- ファクトリーオートメーション(FA:やや古語に近いが)を通じ、大量の廉価で質の高い工業製品が生み出され、人々の生活を豊かにして来た。 先ずその歴史的展開と、要素技術を学ぶ必要がある。 成熟した現代社会では、人々のニーズの多様化に従い、FAのシステムも過去の単一製品の大量生産から、多品種生産への対応を行える様進化して来ている。 これらを、日本が比較的成功している自動車産業等の事例で学び、その要素技術と競争力の源泉について理解する。 更にFAシステムのユーザーである日本の製造業の現状と将来像を考える中で、ものづくりのグローバル展開の在り方や環境との共存の必要性を踏まえ、持続可能なFAシステムは如何にあるべきかを議論する。
以下に具体的な目標を示す。
(1)FAシステムの歴史を理解する。 (2)FAシステムの基本要素技術を理解する。 (3)生産管理上の要素技術(品質管理・原価管理・物流管理等)を理解する。 (4)製品設計・製造・販売までのものづくりのトータルな流れと、その中でのSCMやMRPを理解する。 (5)自動車等の生産の実例を理解し、コンベア生産並びにセル生産の基礎概念を把握する。 (6)生産機械と人と情報技術の間の望ましい関係について考え、将来の方向性を理解する。
- <授業計画>
- 第1週 ガイダンス(4/11 )
第2週 FAの定義、目的( 4/18 ) 第3週 製造業と自動化の歴史( 4/25 ) 第4週 生産管理の要素技術と歴史( 5/9) 第5週 製造法の種類と歴史( 5/16 ) 第6週 工作機の種類と歴史( 5/23) 第7週 加工機械の制御 (NC )、FAシステム( 5/30 ) 第8週 ロボット、CIM 、FMS 、工場全体のFAシステム事例( 6/6) 第9週 生産マネジメント論(MOT) QCDの競争力の源泉について( 6/13 ) 第10週 自動車生産(1)素形加工(鋳造、鍛造、プレス、樹脂加工)( 6/20) 第11週 自動車生産(2)機械加工、熱処理、(パワートレイン加工・組み立て)( 6/27) 第12週 自動車生産(3)(車体組立)溶接、塗装、車体組み立て、セル生産方式( 7/4) 第13週 まとめ(7/11)
- <成績評価方法及び水準>
- 授業出席状況、レポート及びテスト
成績水準は理解度6割以上を合格とする。
- <教科書>
- 「生産工学」岩田一明、中沢 弘共著 コロナ社 ISBN4-339-0462-2
「生産マネジメント入門1」 藤本隆宏著 日本経済新聞社 ISBN4-532-13205-3
- <オフィスアワー>
- 授業終了後20分講師控え室にて(お互い時間を無駄にしないため、予約を希望する)
- <学生へのメッセージ>
- 兎に角授業に出席する事。 ものづくり全体の流れとシステムを現実とあるべき姿で理解してらもらいたい。 ものづくりについては、個別の固有技術論も論じるが、ものづくりの志、思想や将来に向かっての努力のプロセスが最も大切であるという認識を学生の皆さんと共有出来れば嬉しく思う。 学生諸君からの、積極的な意見発表や質問を歓迎する。
- <参考ホームページアドレス>
- http://www.ut-mmrc.jp/
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2008 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|