2008年度工学院大学 第2部機械システムデザイン学科

宗教論B(Religious Studies B)[3605]

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2単位
田口 博子 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
‐宗教についての諸理論‐
 「宗教とは何か?」という問いは、宗教学において中心を占めてきたテーマです。この問いの裏には、「他の文化領域とは異なる独自の特性を宗教は有しているはずだ」、という前提が存在しています。ところが昨今、この前提自体が疑問視されるような現象が世界各地で頻繁に見受けられ、それに連れてこのテーマが正面から論じられることも稀になってきました。
 宗教学は19世紀のヨーロッパで成立しました。しかし、「宗教」についての思索は昔から連綿と続き、現代においてもさまざまな学問領域から研究がなされています。
 宗教論Bでは、宗教に関する代表的な見解や考察を取り扱いたいと思います。主題の性質上、ユダヤ・キリスト教の伝統を中核として作り上げられた理論を多く取り上げることになりますが、その他の宗教伝統についても随所で言及したいと思います。
 

<授業計画>
1導入:宗教学とは一体何か?
2プラトン・アリストテレスにおける神の探求
3古代・中世におけるキリスト教神学
4デカルトにおける理性と神の関連
5スピノザの汎神論について
6神と霊魂の不死についてのカントの見解
7ヘーゲルの宗教哲学
8シュライエルマッハーにおける宗教
9比較宗教学のはじまり
10宗教社会学:マックス・ウェーバーの世俗化理論
11宗教人類学:宗教と呪術と科学の関連
12宗教心理学:神秘主義の探求
13宗教現象学:宗教の本質を求めて
14二十世紀後半の宗教論:宗教象徴の解釈学

<成績評価方法及び水準>
 小レポートを数回(6回程度)提出して頂きます。その上で、学期末に授業で扱った項目に対する考察と感想・意見をまとめたレポート(2000字以上)を提出して頂く予定です。尚、レポートは「自分の言葉」で書いて下さい。

<教科書>
授業の参考資料を配布する予定です。

<参考書>
随時指示します。

<オフィスアワー>
水曜日の第6時限
木曜日の第1時限と第2時限

<学生へのメッセージ>
「宗教とは一体何か?」ということに真剣に取り組んできた先人のテクストを、ほんの一部ですが、できるかぎり多く読みたいと思います。

 

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