2008年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
△哲学とは何か(What is Philosophy)[4B04]
2単位 真達 大輔 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 哲学史の知識を教養として身に付け、抽象的な思考の力を養う。このことを通じて、素朴に信じている常識から距離を置けるようにする。これに加えて、文章を読む力、書く力も磨く。
- <授業計画>
- 主に、ニーチェと前期のハイデガーを扱う。
・ニーチェ:ルサンチマン、遠近法主義、ニヒリズム、力への意志、超人、永遠回帰 ・ハイデガー :現存在、世界内存在、本来性と非本来性、先駆的決意性
こういったキーワードを拾いながら、それぞれの思想を紹介する。その際、プラトン、アリストテレス、デカルト、カント、フッサールといった先行者の思想とも関連づけながら、哲学史全体への見通しを立てつつ、両者をその中に位置付けてみたい。 また単なる思想の紹介にとどまらず、哲学を我々の身近な問題として考えみたい。
- <成績評価方法及び水準>
- 学期末に筆記試験を行う。
また様子を見て、授業の中でも中間試験を実施する。 それらの合計60点以上を合格として、単位を認める。
- <教科書>
- 特に指定しない。
授業の中で資料を配布する。資料は多めに配るので、紛失しないよう整理して保管すること。
- <参考書>
- その都度、講義の中で紹介する。
- <オフィスアワー>
- 授業終了後に教室または講師室にて。
1限と2限の間は基本的に教室にいるので、気軽に声をかけて下さい。
- <学生へのメッセージ>
- 哲学はわかりやすい学問ではありませんが、根気強く付き合えば、必ずや知的快楽を得ることでしょう。共に授業を作るという意識を持った積極的な参加を期待します。
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