2008年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

ヒューマンエラー(Human Error)[2C30]

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2単位
管村  昇 教授  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
我々が日常、安全で安心な生活を送る上で、あらゆる「事故」を回避することがきわめて重要である。しかしながら、「事故」は毎日のように起こっており、その多くは人間に起因するものである。社会が複雑になり、またあらゆるところにコンピュータやネットワークが浸透している現在、ちょっとした人間のミス(ヒューマンエラー)が、大きな影響を及ぼす。本講義では、ヒューマンエラーの基本的なことについて学び、エラーを低減する対策についても講義する。身近な話題を取り上げ、できるだけ具体的に講義する。本講義を通じて、ヒューマンエラー防止と情報デザインの関係を自分なりに考えて欲しい。

<授業計画>
1. ガイダンス
2. ヒューマンエラーとは
3. ヒューマンエラーのメカニズム
4.医療事故とヒューマンエラー
5.交通事故とヒューマンエラー
6.情報システムとヒューマンエラー
7.人間の認知能力
8.錯誤・失念
9.知識不足と技量不足
10.背後要因・安全文化・組織風土
11.ヒューマンエラーとその対策(1)
12.ヒューマンエラーとその対策(2)
13.ヒューマンエラーの科学がめざすもの
14.試験

<成績評価方法及び水準>
毎回出席を取る。9/13以下は不合格とする。2回のレポート(合計30点)と期末試験(70点)で成績を評価し、総合評点60点以上を合格とする。

<教科書>
使用しない

<参考書>
ヒューマンエラーの科学 大山 正、丸山 康則編 オーム社
ヒューマンエラー    小松原 明哲 著 丸善株式会社
その他ヒューマンエラー、安全学、失敗学に関しては多数の書籍あり

<オフィスアワー>
質問は講義時間中または講義終了後
新宿校舎 原則午前10時から午後5時(ただし講義、会議の時間帯は除く)

<学生へのメッセージ>
ヒューマンエラーを防ぐには、どのようにすればいいかを情報デザインの観点から考えられる力をつけて欲しい

<備考>
本講義は、事前に講義資料をポータルサイトにアップするので、講義開始以前に必ずダウンロードして印刷して講義に臨むこと。

 

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