2008年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
○数学II(Mathematics II)[4131]
2単位 高橋 義典 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 情報学の研究を進めるには,プログラミング技術だけでなく,コンピュータでの信号処理や物理学的なシミュレーション,実験結果の統計処理などが必要となります.そのためには数学の基本を理解しておかねばなりません.数学I・IIでは,情報学の分野でも重要な解析学の基礎について学びます.
- <授業計画>
- 1変数の関数の積分と多変数の関数の偏微分について講義します。
高校の数学II・IIIを含む内容です。
(前期、数学Iに引き続き) 第1回 定積分と微積分学の基本定理(面積と大発見) 第2回 積分1(原始関数) 第3回 積分2(部分積分、置換積分) 第4回 積分3(広義積分) 第5回 多変数関数と偏微分(各軸方向へ微分) 第6回 偏微分1(計算) 第7回 全微分(1次近似) 第8回 偏微分2(1パラメータ合成関数) 第9回 偏微分3(2パラメータ合成関数) 第10回 応用(常微分方程式) 第11回 応用(偏微分方程式) 第12回 演習 第13回 演習 第14回 試験
- <成績評価方法及び水準>
- 期末試験で100点満点中60点以上であれば合格とします。
- <教科書>
- 特には指定しません。
- <参考書>
- 遠山啓,「微分と積分-その思想と方法-」
スミルノフ,「高等数学教程」 高木貞治,「解析概論」
- <オフィスアワー>
- 授業の前後の講師控え室におります.メールでの質問等は随時受け付けております.yoshinori@ieee.org
- <学生へのメッセージ>
- 情報学の研究に必要な数学を身につけるために,この授業だけでなく,選択科目の数学演習をはじめ,線形代数学,複素関数論,微分方程式,統計学などに関する授業も履修することを強く勧めます.
- <備考>
- この科目に関する詳細はホームページに掲載します。
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