2008年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

数学I(Mathematics I)[4130]

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2単位
高橋 義典 非常勤講師

最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
情報学の研究を進めるには,プログラミング技術だけでなく,コンピュータでの信号処理や物理学的なシミュレーション,実験結果の統計処理などが必要となります.そのためには数学の基本を理解しておかねばなりません.数学I・IIでは,情報学の分野でも重要な解析学の基礎について学びます

<授業計画>
1変数の関数の微分と複素数について講義します。
高校の数学II・IIIを含む内容です。

第1回 極限と微分(1次近似)
第2回 微分の公式(積、合成関数など)
第3回 微分1(n次、三角関数)
第4回 微分2(指数、対数関数)
第5回 微分3(逆三角関数)
第6回 テイラー展開(n次近似)
第7回 極値の判定(増減と凹凸)
第8回 虚数と複素数(i^2=-1)
第9回 複素平面(複素数の幾何)
第10回 複素数の利用(計算)
第11回 オイラーの公式(テイラー展開再考)
第12回 演習
第13回 演習
第14回 試験
(後期、数学IIへと続く)

<成績評価方法及び水準>
期末試験で100点満点中60点以上であれば合格とします。

<教科書>
特には指定しません。

<参考書>
遠山啓,「微分と積分-その思想と方法-」
スミルノフ,「高等数学教程」
高木貞治,「解析概論」

<オフィスアワー>
授業の前後の講師控え室におります.メールでの質問等は随時受け付けております.yoshinori@ieee.org

<学生へのメッセージ>
情報学の研究に必要な数学を身につけるために,この授業だけでなく,選択科目の数学演習をはじめ,線形代数学,複素関数論,微分方程式,統計学などに関する授業も履修することを強く勧めます

<備考>
この科目に関する詳細はホームページに掲載します。

 

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