2008年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

ファジィ理論(Fuzzy Theory)[5A23]

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2単位
椎塚 久雄 教授  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
ファジィ理論は、人間のあいまいな情報処理をいかにうまくやっていくかということを数学的に分かりやすくした形で議論するための方法論です。たとえば、車を運転しているときに、「右に30度カーブしてアクセルを30パーセント踏む」というような厳密なことをやらなくても、人間はうまく車を運手することができます。この授業では、人間のあいまいさに注目してそれをファジィ集合で表現した形で議論をすすめ、人工知能の手法のひとつとされているファジィ理論について、演習問題を交えながら分かりやすく習得することを目的としてます。

<授業計画>
1.ファジィとは何か
2.集合とは何か
3.集合の定義の仕方
4.ファジィ集合とメンバシップ関数
5.ファジィ集合の例
6.ファジィ集合の表現法
7.ファジィ集合の演算
8.ファジィ関係
  関係はイエス(1)、ノー(0)だけではうまく表現できない。
9.ファジィ関係の応用
  あなたの友人とデートするとき最も可能性の高い人をを見つけてみよう。
10.ファジィ数とは
11.ファジィ数の演算
  たとえば、「だいたい5」と「だいたい8」を足すと、その結果は?
12.ファジィ推論
13.ファジィ推論の応用
  いろいろな分野に使えるファジィ推論

<成績評価方法及び水準>
出席、レポート、試験の総合評価で60点以上を合格とする。

<教科書>
特に指定しない。

<参考書>
必要に応じて参考書を紹介する。

<オフィスアワー>
まず、メールを下さい。shiizuka@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
嫌いなものを補うより、好きなことを伸ばそう!

<参考ホームページアドレス>
http://www.netrush.jp/kansei_top.htm  

 

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