2008年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

データ構造とアルゴリズム(Data Structure and Algorithm)[5120]

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2単位
小柳 義夫 教授  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
コンピュータによって問題を解くには、プログラムを書かなくてはなりません。プログラムに必要なのは、取り扱うデータに構造を与えることと、それを取り扱う手順、すなわちアルゴリズムです。この講義では、問題をどう解くかという観点から、いわばトップ・ダウンにコンピュータを眺めます。

<授業計画>
1.アルゴリズムとは何か、時間計算量と領域計算量、漸近評価
2.基本的なアルゴリズム:総和、平均、分散、探索、最大値など
3.ソーティング:ソートとは、挿入ソート、バブルソート、クイックソート、マージソート
4.基本的なデータ構造:リスト、スタック、キュー
5.木構造、木の走査と数式、木の操作
6.探索のアルゴリズムとデータ構造:二分探索、二分探索木

<成績評価方法及び水準>
原則として定期試験で評価し、60点以上のものに単位を認める。ただし、欠席が少なく試験の点数がわずかに60点に足りない場合はレポート提出を認め、レポート内容が単位認定相当と判断される場合には最終成績を60点とする。

<参考書>
湯田幸八・伊原充博著「アルゴリズムとデータ構造」(コロナ社、2002年)
エイホ・ホップクロフト・ウルマン著、大野義夫訳「データ構造とアルゴリズム」(培風館、1987)

<オフィスアワー>
水曜日3時から6時

<学生へのメッセージ>
プログラミングの演習と連動させる予定です。

 

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