2008年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
○数学I(Mathematics I)[1504]
2単位 片野 修一郎 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 関数の解析的な性質(微分や積分を利用してとらえられる性質)を理解し、微分に関する基本的な計算ができるようになる。特に(1)関数の積・商の微分(2)合成関数の微分、はすべてにおいて基礎となるものなので重点を置きたい。
- <授業計画>
- 1.関数の定義と基本的な関数(一次関数,二次関数)
2.三次関数、四次関数、高次関数 3.逆関数の定義と求め方、簡単な逆関数(一次関数の逆関数n乗根) 4.三角関数とその性質 5.指数関数とその性質 6.指数関数の逆関数としての対数関数 7.三角関数の逆関数 8.関数の変化と微分、微分の定義 一次関数、二次関数及び多項式の微分 9.基本となる微分公式(和、差、積、商)特に積と商の微分に重点 10. 合成とは? 合成関数の微分法則 11.三角関数の微分、逆関数の微分法則 12.対数関数、指数関数の微分、eの定義. 13.逆三角関数の微分
- <成績評価方法及び水準>
- 定期試験をメインに据えるが、授業中にできる限りの演習を行いたい。演習問題を前に出て解いた者には平常点を与え、それらも合算した上で合計点が60点以上の者を合格とする。積極的に演習に参加して欲しい。
- <教科書>
- 特に指定しない。前期に使ったテキストがあるならそれでよい。重要な個所については自前のプリントを適宜配る。
- <オフィスアワー>
- 授業の前後に新宿校舎12F講師室で。質問は歓迎します。
- <学生へのメッセージ>
- 高校までに、「数学は問題の解き方を覚えればよいのだ」「模範解答と同じことが書けるようになればいいのだ」と思いこんでしまうと、まずその態度から改めない限り、微積分が、ひいては数学が、わかるようにはならないでしょう。心の底から「わかった!」と思えるようになるには、とにかく「物事の上っ面だけをフィーリングで素通りして平気」という態度を改めることです。数学は、きちんとわかれば、どんどんわかるようになります。
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