2008年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

機械振動学II(Mechanical Vibrations II)[1D13]

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2単位
我妻 隆夫 特別専任教授  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
(1) 機械振動学Iで学習した振動の基本を発展させ,一般の振動(多自由度系の振動)について理解を深める.振動現象のモデル化の方法および振動解析法について学習し,振動発生メカニズムの理解し,防振理論・技術を修得する.また,そのとき必要となる振動計測技術,データ処理技術をあわせて理解する.
(2)一般の機械振動に対する解析方法を理解し,発生する振動の予測法および防止法の習得,機械に発生している振動現象の測定法および評価法の習得を目標とする.

(JABEE学習・教育目標)
  「国際工学プログラム」(C) ◎
(前提となる基礎知識)
  機械振動学Iの知識は必須.フーリエ解析などの知識があることが望ましい.
(習得後の展開)
  ECPIII等において振動に関する検討等に応用する.
  

<授業計画>
1.  多自由度系の振動
1.1  運動方程式
1.2  自由振動(固有値解析,固有振動数,固有振動モード)
1.3  強制振動
2.  連続体の振動
2.1  弦の振動
2.2  梁の振動
3.  回転機械の振動
3.1  危険速度
3.2  つり合わせ
4.  振動計測とデータ処理
4.1  振動計測法
4.2  データ処理法
4.3  振動データとデータ処理の実例
5.   期末試験

<成績評価方法及び水準>
 期末試験において60点以上のものを合格とする.ただし,試験において得点が50点以上60点未満のものについては別途課題に対するレポートの提出により,内容が単位認定相当と判断される場合,最終成績を60点とする.

<教科書>
総説振動工学 監修:岩壺卓三(森北出版):予定

<オフィスアワー>
八王子犬目校舎2-208室在室時はいつでも

<学生へのメッセージ>
機械振動学Iで習得した基礎を一般の機械に対応できる形で発展させた応用編です.これをきちんと身につけることができれば振動問題とは無縁の機械技術者として一歩前進です.

 

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