2008年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

Engineerig Design and Machining III[4277]

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1単位
藤田  勉 特別専任教授  
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最終更新日 : 2009/11/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
3次元CADを用いた設計の進め方、アイデア、イメージを具体化する操作および代表的な機械要素の設計の学習を通して実際の設計へ応用できる基礎を学ぶ。なお、3次元CADとしてハイエンドのPro/ENGINEERを用いる。また、Pro/ENGINEERから容易に移行できる構造解析ソフトの導入部を学ぶ。
理解を深めるため演習を実施し提出するので全出席を前提とする。疑問点はまず自分で考えた上で、教員またはTAに質問し納得する。
以下に具体的な達成目標を示す。
(1) 身近にある機器を3次元CADで設計する演習を通じて3次元CADによる設計の基本を理解し、簡単な設計に使用できること。
(2) 3次元CADの利用法を学び理解し、モノを3次元で作成構築しかつ基本的図面の作成もできること。
(JABEE学習・教育目標)
「国際工学プログラム」
(D) 創造力の習得:○
(F) デザイン能力とマネジメント能力の習得:◎
JABEE基準1の(1)の知識・能力:(d)の(2)c):◎ (e)(g)(h):○
JABEE基準1の(1)の知識・能力:(d)の(2)c)d) (e) (g) (h):◎ (a) (b) (c) (d)の(2)b) (f):○
(前提となる基礎知識と習得後の展開)
E.D.M.1、2の内容を習得しておくことが前提である。材料力学2を習得または並行して学習することが望ましい。
本科目で学習した内容は、以降のECP1、2,3等の履修時に役立つ。

<授業計画>
1.ガイダンス、概要
2.3次元CADを援用した設計の進め方1 演習
3.3次元CADを援用した設計の進め方2 演習
4.立体のモデリング作成1 演習
5.立体のモデリング作成2 演習
6.CAD/CAE解析に関して 演習
7.メカニズム運動解析 演習
8.図面作成1 演習
9.図面作成2 演習
10.実習課題(シリンダ、簡単な設計強度計算)演習
11.実習課題(同上の3D-CAD設計、部品モデリング1)演習
12.実習課題(同上の3D-CAD設計、部品モデリング2)演習
13.実習課題(同上の図面作成)演習

<成績評価方法及び水準>
演習、出席状況:50点(欠席および遅刻は減点される)、試験:50点の配点とし、合計60点以上を合格とする。60点に満たない場合には、演習点が60点以上でかつ定期試験を受けている場合は再試験を行う。再試験の該当者は掲示された学生だけである。
「国際工学プログラム」の学習・教育目標(D) および(F)は、本科目およびこの目標に対応する卒業に必要な他の該当科目をすべて習得することにより達成される。

<教科書>
講義ノート(各自、大学生協にて購入方)
JISにもとづく標準機械製図集 大柳,蓮見共著(理工学社)

<参考書>
創造的機械設計およびデジタルエンジニアリングに関わる書物

<オフィスアワー>
授業終了後にも質問を受ける。

<学生へのメッセージ>
これからも機械系技術者の基本的知識であり続けるであろう。必ず出席し体得しよう。創造的自作品を目の当たりにしたとき我知らず覚える感動を初心として忘れずに。

 

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